【 メルマガ25周年記念 継続と写経読経勤行式 】 DeleteOK! Okada private information 2024年9月

『日本ゲートウェイ法人営業部隊 移転のご挨拶』といったタイトルにて1999年9月10日 (金) 11:56AMに配信させて頂いたのが本メルマガの第1号。

今月で25周年を迎えることとなりました。

加齢と共に中身薄く恥の垂れ流しといった醜態は自身で重々承知してますが「人生は習慣の織物」という安岡正篤師の教えを一途に信じ、ひたすら”継続”して来たご縁の延命策はそれはそれで面白可笑しき”My dear life”かと。

さて、25周年の節目、今月は趣向を変えIT関連、仕事ネタはお休みとさせて頂き、”継続”がもたらしたもう一つの”My dear life”ついて記してみたいと思う。

かのジョブスが禅を嗜まれたことは業界では常識話。

僭越乍ら私儀、以下に記す全ての経文(青字部分)を日々折を見つけては諳んじ唱え15年。”継続”がもたらせてくれた20数分の三毒回避が日々の厄除け厄払いへと。

電車の中などの移動中や待ち時間、ジムトレ中や運転中等ひたすら念じ続け、知己が鬼籍に入った報が届いた際には陰膳据えて手向けたり。

ちなみに出家してはおりません。故にまだフサフサ。

この先、ボケ防止に30周年を目指したいところですが”ご不要”の場合は遠慮なく忌憚なくお気軽にその旨ご返信を!まさに”DeleteOK!”ですので。笑



━━━━ 25周年記念ヘッドライン ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【1】峰中勤行式 懺悔文 三帰三竟 発菩提心真言 開経偈 光明真言御宝号 等々

【2】般若心経 (般若波羅蜜多心経)

【3】観音経 (観世音菩薩普門本第二十五偈)

【4】六真言と如是畜生発菩提心

【5】終戦の御詔勅

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【1】峰中勤行式 懺悔文 三帰三竟 発菩提心真言 開経偈 光明真言御宝号 等々

過去3度、薬王院にて高尾山修験道『信徒峰中修行会』に参加し、先達と共に日に何度も何度も繰り返し唱え続ける経文、勤行式一式です。

その響き、恐らくかの役行者も唱えたであろうかと。

ライフワークである富士山麓での深夜撮影行の際、もののけの恐怖を打ち払うに霊験あらたかな現世ご利益を身をもって感じてる。

ただ、同じように星景撮影に来られた他のカメラマンにとっては真っ暗闇から響く私の読経の声にはさぞや…。笑

懺悔文
 我昔所造諸悪業
 皆由無始貪瞋癡
 従身語意之所生
 一切我今皆懺悔

三帰三竟
 弟子某甲 尽未来際 帰依仏 帰依法 帰依僧(三唱)
 弟子某甲 尽未来際 帰依仏竟 帰依法竟 帰依僧竟(三唱)
 弟子某甲 尽未来際 不殺生 不偸盗 不邪婬 不妄語
 不綺語 不悪口 不両舌 不慳貪 不瞋恚 不邪見

発菩提心真言
 おんぼうちしったぼだはだやみ (三唱)

三昧耶戒真言
 おんさんまやさとばん (三唱)

開経偈
 無上甚深微妙法
 百千万劫難遭遇
 我今見聞得受持
 願解如来真実義

般若心経

光明真言
 おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
(三唱)

御宝号
 南無飯縄大権現 (三唱)
 南無大聖不動明王 (三唱)
 南無青龍大権現 (三唱)
 南無大師遍照金剛 (三唱)
 南無聖宝尊師 (三唱)

祈願文
 一心祈願修行満足 一心祈願所願成就 一心祈願家内安全 (三唱)

普回向
 願以此功徳
 普及於一切
 我等与衆生
 皆共成仏道

礼拝行
 南無帰命頂礼 飯縄大権現
 慙愧懺悔 六根清浄
 滅除煩悩 滅除業障



【2】般若心経 (般若波羅蜜多心経)

2009年11月、見どころある若き経営者が31歳で早世された。

葬儀の際にただ単に手を合わせるだけではなんとも気持ちが収まらず、墓前でお経の一つでも手向けてやれるように…がそもそものきっかけだった。

仏説摩訶般若波羅蜜多心経

観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時

照見五蘊皆空 度一切苦厄舎利子

色不異空 空不異色 色即是空 空即是色

受想行識 亦復如是 舎利子是諸法空相

不生不滅 不垢不浄 不増不減

是故空中 無色無受想行識

無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法

無眼界乃至無意識界 無無明亦 無無明尽

乃至無老死 亦無老死尽 無苦集滅道

無智亦無得以無所得故

菩提薩埵 依般若波羅蜜多故

心無罣礙 無罣礙故 無有恐怖 遠離一切

顛倒夢想 究竟涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故

得阿耨多羅三藐三菩提 故知般若波羅蜜多

是大神咒 是大明咒 是無上咒 是無等等咒

能除一切苦真実不虚 故説般若波羅蜜多咒

即説咒曰 掲諦 掲諦 波羅掲諦

波羅僧掲諦菩提薩婆訶 般若心経


般若心経は宗派を問わずキリスト教牧師もその心を紐解いたりされる最も身近な経文。TVドラマの葬儀シーンで唱えられることも多々。

色(しき)、空(くう)、瞑想…等と小難しいことは私も理解には及びませんが、不思議なのは、そらで唱えられるようになると、経文が無意識の中で次々と出てくるといった現象が興味深い。

他のことをしてても次々と無意識に経文が口から出てくる。丁度子供の頃、慣れ親しんだ童謡を無意識に口ずさみ…そんな感覚に似ている。

もしかするとこれが空、これが瞑想を感じる現世ご利益なのか?はたまたジョブスも傾倒した禅の世界の入り口か。



【3】観音経 (観世音菩薩普門本第二十五偈)

観音経は手ごたえがありました。記憶するにかなりの時間を費やした。

当時は愛用のBlackBerry Bold 9700に音源を収め、画面に経文を表示させ、移動中に聞きながら目で追っていた。13箇所の”念彼観音力”が厄介で、前後の経文が入れ替わり、こんがらがり、泥沼状態が何年も。

2019年秋、納棺の際、父の懐に私が謹写した観音経写経600文字を納め、荼毘に付した。為書きには『御恩感謝、冥福祈念』と記し。形ばかりでも親孝行になればと。


観世音菩薩普門品第二十五偈

世尊妙相具 我今重問彼 佛子何因縁 名為観世音

具足妙曹尊 偈答無盡意 汝聴観音行 善応諸方所

弘誓深如海 歴劫不思議 侍多千億佛 発大清浄願

我為汝略説 聞名及見身 心念不空過 能滅諸有苦

假使興害意 推落大火坑 念彼観音力 火坑変成池

或漂流巨海 龍魚諸鬼難 念彼観音力 波浪不能没

或在須弥峯 為人所推堕 念彼観音力 如日虚空住

或被悪人逐 堕落金剛山 念彼観音力 不能損一毛

或値怨賊繞 各執刀加害 念彼観音力 咸即起慈心

或遭王難苦 臨刑欲寿終 念彼観音力 刀尋段段壊

或囚禁枷鎖 手足被柱械 念彼観音力 釈然得解脱

呪詛諸毒薬 所欲害身者 念彼観音力 還著於本人

或遇悪羅刹 毒龍諸鬼等 念彼観音力 時悉不敢害

若悪獣圍繞 利牙爪可怖 念彼観音力 疾走無邊方

玩蛇及蝮蠍 気毒煙火燃 念彼観音力 尋聲自回去

雲雷鼓掣電 降雹濡大雨 念彼観音力 応時得消散

衆生被困厄 無量苦逼身 観音妙智力 能救世間苦

具足神通力 廣修智方便 十方諸国土 無刹不現身

種種諸悪趣 地獄鬼畜生 生老病死苦 以漸悉令滅

真観清浄観 廣大智慧観 悲観及慈観 浄願常譫仰

無垢清浄光 慧日破諸闇 能伏災風火 普明照世間

悲體戒雷震 慈意妙大雲 濡甘露法雨 滅除煩悩焔

諍訟経官処 怖畏軍陣中 念彼観音力 衆怨悉退散

妙音観世音 梵音海潮音 勝彼世間音 是故須常念

念念勿生疑 観世音浄聖 於苦悩死厄 能為作依怙

具一切功徳 慈眼視衆生 福聚海無量 是故応頂礼

爾時 持地菩薩 即従座起 前白佛言 世尊 若有衆生

聞是観世音菩薩品 自在之業 普門示現 神通力者

当知是人 功徳不少 佛説是普門品時衆中八萬四千衆生

皆発無等等 阿耨多羅三藐三菩提心


一般的な般若心経写経が200文字で1時間程度。
観音経写経は600文字、一巻約3時間半の難行苦行。
長時間下を向き続ける為、顎からは汗が滴り、毎度頭痛が…。

2015年1月の第一巻目から始まり足掛け9年で累計130巻ほど書き上げた。

最近は周年祝いに一筆求められたり、定年退職時の記念に一筆求められたり。
これも”継続”が為せる一つの陰徳か。

少し早いが自身の終活の一つとして、菩提寺住職には謹書した写経130巻全てを棺に納め彼岸に送ってくれるよう約束してある。

130巻を三途の河原で紙吹雪の如く散り撒けば、営業上がりの我が人生、古き懐かしき接待カラオケ時代が懐かしく思い返されるかなと。大笑



【4】六真言と如是畜生発菩提心

光明真言
 おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん

愛染明王真言
 おん まか らぎゃ ばぞろ しゅうにしゃ ばざら さとば じゃくうん ばん こく

不動明王真言
 のうまく さんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん

大日如来真言
 おん あびらうんけん おんばざらだど ばん

阿弥陀如来真言
 おん あみりた ていせい から うん

観世音菩薩真言
 おん あろりきや そわか

真言とはまさに密教”呪文”そのもの。
光明真言、不動明王真言、大日如来真言はTVドラマのシーンでもよく唱えられ、耳にしたことがある方も多いのでは。

梵字とかサンスクリットと言う響きに魅かれ、いつのまに覚えてしまった。


汝是畜生発菩提心(三唱)

いま我が家には猫が6匹。我が家から旅立った猫達を見送るために覚えた経文。

大老井伊直弼の墓で有名な世田谷は豪徳寺。招き猫の物語も有名で沢山の招き猫に囲まれた古い菩薩石像の両肩に記されているのがこの経文。

生まれ変わったら又戻っておいでと祈りつつ…。
畜生とは言え家族、覚えておかれるのもよろしいのでは。





【5】終戦の御詔勅

昭和20年8月14日に発布され、翌15日正午の玉音放送「大東亜戦争終結ノ詔書」です。
経文ではありませんが数々の言霊の素晴らしさに魅かれ有り難く日々謹唱させて頂いてます。

堪へ難キヲ堪へ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ万世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲スという最も有名な一文の前に、『時運ノ趨ク所』という一節が有ります。

是非本記事を読まれた方はそこを『義命の存する所』と置き換えていただけると、僭越ながら手前勝手ながら、一燈照隅につながれば幸甚かと。


朕深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現状トニ鑑ミ非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ収拾セムト欲シ茲ニ忠良ナル爾臣民ニ告ク

朕ハ帝国政府ヲシテ米英支蘇四国ニ対シ其ノ共同宣言ヲ受諾スル旨通告セシメタリ

抑々帝国臣民ノ康寧ヲ図リ万邦共栄ノ楽ヲ偕ニスルハ皇祖皇宗ノ遺範ニシテ朕ノ拳々措カサル所

曩ニ米英二国ニ宣戦セル所以モ亦実ニ帝国ノ自存ト東亜ノ安定トヲ庶幾スルニ出テ他国ノ主権ヲ排シ領土ヲ侵スカ如キハ固ヨリ朕カ志ニアラス

然ルニ交戦已ニ四歳ヲ閲シ朕カ陸海将兵ノ勇戦朕カ百僚有司ノ励精朕カ一億衆庶ノ奉公各々最善ヲ尽セルニ拘ラス戦局必スシモ好転セス世界ノ大勢亦我ニ利アラス

加之敵ハ新ニ残虐ナル爆弾ヲ使用シテ頻ニ無辜ヲ殺傷シ惨害ノ及フ所真ニ測ルヘカラサルニ至ル

而モ尚交戦ヲ継続セムカ終ニ我カ民族ノ滅亡ヲ招来スルノミナラス延テ人類ノ文明ヲモ破却スヘシ

斯ノ如クムハ朕何ヲ以テカ億兆ノ赤子ヲ保シ皇祖皇宗ノ神霊ニ謝セムヤ

是レ朕カ帝国政府ヲシテ共同宣言ニ応セシムルニ至レル所以ナリ

朕ハ帝国ト共ニ終始東亜ノ解放ニ協力セル諸盟邦ニ対シ遺憾ノ意ヲ表セサルヲ得ス

帝国臣民ニシテ戦陣ニ死シ職域ニ殉シ非命ニ斃レタル者及其ノ遺族ニ想ヲ致セハ五内為ニ裂ク

且戦傷ヲ負イ災禍ヲ蒙リ家業ヲ失ヒタル者ノ厚生ニ至リテハ朕ノ深ク軫念スル所ナリ

惟フニ今後帝国ノ受クヘキ苦難ハ固ヨリ尋常ニアラス爾臣民ノ衷情モ朕善ク之ヲ知ル

然レトモ朕ハ時運ノ趨ク所(義命ノ存スル所)堪へ難キヲ堪へ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ万世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス

朕ハ茲ニ国体ヲ護持シ得テ忠良ナル爾臣民ノ赤誠ニ信倚シ常ニ爾臣民ト共ニ在リ

若シ夫レ情ノ激スル所濫ニ事端ヲ滋クシ或ハ同胞排擠互ニ時局ヲ乱リ為ニ大道ヲ誤リ信義ヲ世界ニ失フカ如キハ朕最モ之ヲ戒ム

宜シク挙国一家子孫相伝ヘ確ク神州ノ不滅ヲ信シ任重クシテ道遠キヲ念ヒ総力ヲ将来ノ建設ニ傾ケ道義ヲ篤クシ志操ヲ鞏クシ誓テ国体ノ精華ヲ発揚シ世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ

爾臣民其レ克ク朕カ意ヲ体セヨ


父母に痴呆の症状が見え始めた頃、昔の記憶で症状の進行を押さえられればとの思いから謹んで覚え始めたのがそもそものきっかけ。

終戦記念の日に、父と母の前で朗々と披露し、父母に何処で聞いたかを尋ねると、学徒動員だった父は空襲を免れるために宇都宮近郊大谷石石切り場の地下に作られた軍需工場で、
母は学童疎開先の福島の小学校の校庭で、その時を迎えたとの事だった。

ただ二人とも口をそろえて『(音響環境が悪すぎて)何を言ってるか正直聞こえなかった』との事。

折角暗唱できるようになった不詳の息子もその一言にはガックり来たが、それほど国中が疲弊してたのだろう。

  • 任重クシテ道遠キヲ念ヒ
  • 道義ヲ篤クシ志操ヲ鞏クシ
  • 万世ノ為ニ太平ヲ開ク

気高さと國を思う魂…79年を経ても響きます。


以上 今号が読者の皆様の厄除け、厄払いにつながって頂ければこれ幸いかな。


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OKADA Business Engagement Consulting
中堅中小IT系企業の顧問、相談役、アドバイザー、監査役、社外取締役等
累計29社