【 ASC谷垣会長退任のお知らせ…感謝を込めて 】 DeleteOK! Okada private information 2021年4月

例年になく早足の桜吹雪でコロナ禍二年目の新年度。

母は米寿を迎え吾が身は昭和36年4月1日以前生まれ故の「特別支給の老齢厚生年金」とやらを受け取る年。笑

論語為政第二に『六十にして耳順う』という一節が記されている。その還暦越えの耳に久しぶりにはっとさせられる謦咳に接することができた。コロナ禍故のWebセミナーで…。

元富士通常務のFacebook記事で野中郁次郎先生のWeb講演に関する記事を目にし聴講させて頂いた。

オーバーアナリシス・オーバープランニング・オーバーコンプライアンスを『三つの過剰』として警鐘を鳴らされ、思わずメモ。合わせて『人間は関係性の中で人間になる。』との指摘。響きました。

手元に一冊の書が…10年前のHarvard Business Review。
2011年1月号の特集が『日本軍戦略なき組織検証 失敗の本質』。執筆者は野中先生でその書で『フロネシス』という語に出会った。この一冊を贈ってくれたのは長いご縁の尊敬する経営者。

10年越しで野中先生の謦咳に触れるに当たりその一冊を机に拝聴出来た事は…不透明な世情故、縁尋機妙・多逢聖因を重きにおくべきとの一つの教えかと。

ワクチン接種までは動き難くとも善き新年度をお過ごしいただけます様。

━━━━ ヘッドライン ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【1】青山システムコンサルティング谷垣会長ご退任に関するお知らせ
【2】アスネット 「健康経営優良法人2021(ブライト500)」に認定
【3】アシアル 「外国人メンバーが感じる日本企業での働きやすさとは…」
【4】ITビジネス研究会:4月例会「中国テック企業の最新事情と同社の取り組み」
【5】安岡先生著書より今月の箴言 「四十五十にして聞こゆる無し」 「人相」

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【1】青山システムコンサルティング谷垣会長ご退任に関するお知らせ


先月配信された青山システムコンサルティングメルマガ【ASC通信】におかれまして、
谷垣康弘会長が3月をもってリタイアの意向を表明されました。

100年企業』と題されたコラムの末尾にその旨が記されてます。

本メルマガ読者には谷垣さんとのご縁、ご面識をお持ちの方も多々おいでになられます故、念のためここに改めてお知らせさせて頂きます。谷垣さんへの感謝の気持ちと共に…。


日通工、キヤノン販売と、まさに直販箱売り台数を追いかける営業の世界で業務ルールや基幹系システムの処理ルーチンをかいくぐるといったコンプライアンス度外視のお恥ずかしい経歴を持つ私。まさにITシステムコンサルティングの世界とは最も縁遠い世界を歩んできました。

縁尋機妙・多逢聖因とはよく言ったもので、たまたま某中堅開発会社に身を置いたことが青山システムコンサルティング、谷垣さん、ITシステムコンサルティングの世界との出会いでした。

量を売る箱売り営業がコンサルサービスを売る…。

とはいえやるとなったら根っからの営業馬鹿ゆえ、キヤノン販売、日本ゲートウェイ時代のお取引先様やら出入り業者様へ片っ端から絨毯爆撃の如く基幹系勘定系のシステム診断、システム改善、システム化計画策定等々の案件を発掘し、谷垣さんに『ASCのサービスを直接エンド企業に売り込んでくる営業は見たことが無い』と言わしめいつの間に21年。


メーカーやメディアの手先の如く流行ものの製品押売り営業をしてきた私にとり、目から鱗が落ちコンサルの世界に関わる第一歩につながった視点視座がこちらです。

  • IT投資の基本的な考え方→成熟した技術を利用する
  • ベストセラーを選択する→よく売れている、よく利用されているという事実が品質を物語っている 新しいものに飛び付かない
  • 二番煎じの枯れた技術を利用すべし→機能比較は二の次


更に印象深かったのが、或るクライアント様でAS400で動く業務システムを診断した結果、流行(はやり)のERPに置き換えても、処理スピードが懸念されたり、カスタマイズ費用の膨張で過剰IT投資の可能性を早々と見切り『当座は現状のまま使い続けることが経営視点で最も妥当』と、既に基幹システム再構築に傾いてた経営層に正々堂々歯に衣着せずブレーキを掛けたシーン。自身の売上都合ばかりの営業だった私にとってはまさに驚きの現場経験でした。

“常にお客様側視点に立った公正中立”な姿勢は現在のASCにおいてもコミットメントの一番の土台に据え置かれてます。そして100年後もきっと変わらずに。

他にもシステムコンストラクションマネージメント、身の丈にあったシステム、ROIT(Return On Information Technology)、As Is、To Be、Can Be、等々…。


谷垣さんから授かった理知知見は枚挙のいとまが有りません。改めまして数々の指導鞭撻に感謝の意を記したいと思います。


=谷垣さん執筆書籍=


業務効率UP+収益力UP 中小企業のシステム改革


=谷垣さん関連記事=

クラウド時代の業務改革 システムコンサルタントの活用で経営が変わる

「SOX対応、3割から4割が未着手」今から始めるコンプライアンスのためのIT統制

ITシステムコンサルタント目線でのIFRS


=ASC通信の配信を希望される方は以下よりご登録いただけます。=

https://www.beerfroth.com/std/do/ordermail?idstr_user=dgekf5yl




【2】アスネット 「健康経営優良法人2021(ブライト500)」に認定

このたび株式会社アスネットは経済産業省と日本健康会議が共同で実施する健康経営優良法人2021(中小規模法人部門)7934法人のうち、特に優良な健康経営を実践している上位500法人として「健康経営優良法人2021(ブライト500)」に認定されました。
https://www.asnet.co.jp/category/information/


「健康経営優良法人」は二つに分けられており、大企業向けは「健康経営優良法人2021(ホワイト500)」と呼ばれ中堅中小企業向けがこのたびアスネットが受賞した「健康経営優良法人2021(ブライト500)」になります。

経済産業省 健康経営優良法人認定制度
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenkoukeiei_yuryouhouzin.html


コロナ禍故に大切な視点です。

先日耳にした話ですが、昨今の状況下、リモートワークをはじめとする柔軟なワークスタイルに経営層が理解を示さない企業には人材紹介会社も人財を紹介しにくく感じてるそうで、更に入社前そういった社風を事前情報開示しておかないと、入社後のトラブルが懸念される…といった話を聞きました。然り。

かたや某大手企業では、表むきリモートワーク率70%の数字を形作るため、定年前の古兵・老兵にのみ出社を強要?し、若い方にはリモートワークを推奨し体裁を整える。造語ですが”年代・年齢層ハラスメント”の如く事態。

冒頭の『三つの過剰』の弊害ここにありといったところですね。


間もなく設立20周年!
健康経営アスネットの採用ページはこちら… https://www.asnet.co.jp/recruit/




【3】アシアル 「外国人メンバーが感じる日本企業での働きやすさとは…」

このNoteの記事、是非ご一読を!
https://note.asial.co.jp/n/n80fd6552d5cd

特にMonacaを御利用の方々には、Monacaといったサービスがどんな環境でどんな社風の中で生まれたか…その背景を是非ご覧頂きたく!

外国人メンバーが感じる日本企業での働きやすさとは…
『アシアルには、アメリカやイギリス、カンボジアなど、海外出身のメンバーが多く在籍しています。今回は、昨年9月に仲間に加わった、ハンガリー出身のブンディク・ベッティーナ・ヴィヴィエンと、2020年6月にも登場した、北マケドニア共和国出身のニコラ・ツヴェトコフスキが、日本の企業で働いて感じたことやコミュニケーションについて語り合います。』


記事中に、
『日本の就職では日本語が話せることが条件になることが多いですけど海外では英語は条件にはならないですね。』これは驚きでした。

『アシアルの前に何社も面接を受けていたんですけど、いつも形式的な面接ばかりで会社の雰囲気が感じにくかったんです。面接官の人柄も見えない』ここは重要なポイントだなと。

『ハンガリーでの就職活動中には多くの偏見を経験しましたし、私の専門知識もあてにされていませんでした。でも、日本ではそういうことを経験していません。大学院でもアシアルでも、私はほかの人と同じように扱われ、専門知識も認められ、私の意見も聞いてもらえて……。』ハンガリーもそうだとは…絶句です。日本は大多数が然りではないかと…。

『仕事の同僚とか会社にまだ貢献したい。帰ったら途中で諦めた感じになるかもしれないと思うので、帰りたくない。日本にあるものが大切だから帰りたくない。』嬉しいね。仕事に対する魂や根本は国が変わっても同じですね!

アシアルの顧問を拝命したのが2015年4月。
当時より社員の人種は8ヶ国。
会議は日本語ですが雑談は英語…といった環境。汗

とある日、オフィスで私より背が高くすらりとした黒髪の北欧美女から『Hi!』なんて声を掛けられ凍りついた年寄りの私でした。笑




【4】ITビジネス研究会:4月例会「中国テック企業の最新事情と同社の取り組み」

イー・ビジネスの花東江社長をお招きし、「中国テック企業の最新事情と同社の取り組み」(仮)についてご講演頂きます。

中国・江蘇省出身の花氏は同社を東京で設立し、中国のIT技術者らを日本企業に派遣する一方、中国テック企業の先端テクノロジーを駆使した商品やサービスを開発し、日本企業に販売されてます。

その中で、最近始めたのがエンターテイメント業界の新ビジネスモデルを支援する動画配信ソリューション。

テンセントなどとの協業によって開発したもので、コンサートやスポーツなどのイベントのチケット販売や広告収入、ファンの投げ銭、グッズなど商品販売などの仕組みをワンストップで提供する。エンターテイメントがどんなイノベーションを起こすのか。

このほかの新サービスを含めて、中国テック企業の最新動向と同社の取り組みを御紹介頂きます。

◆講演はリアル会場(先着20人、銀座TKPビジネスセンター)とオンラインの併用の予定。


日時
2021年4月28日(水曜日)15:30~17:30 セミナー

講師
イー・ビジネス 花東江社長

テーマ
中国テック企業の最新事情と同社の取り組み

定員
会場 20名 TKP銀座ビジネスセンター カンファレンスルーム6A
オンライン 50名

詳細、お申し込みは… https://it-biz.jp/event/3149




【5】安岡先生著書より今月の箴言 「四十五十にして聞こゆる無し」 「人相」


四十五十にして聞こゆる無し
  出典:安岡正篤著『論語の活学』 引用頁:35ページ

人間、若いときは仕方がないが、四十五十にもなって、人の大事な道を聞こうとしないような者は、これは畏敬するに足らぬ。

人間というものは、四十五十にもなったら知己-己を知ってくれるものを持たなければならない。

また、有るのが本当で、それが無いというのは、その人の不徳である。

自負心の強い者は、四十五十にしてきこゆる無しとなると、世をすねて、自らを高しとし、人の己を知らざるを咎めて、世に背いてゆくのであるが、これは大きな誤りである。

そういう反省が無ければならない。


人相  出典:安岡正篤著『論語の活学』 引用頁:33ページ

人相といっても面相だけが人相ではありません。身体のあらゆる部分に相が有ります。それをひっくるめて人相という。

人の豊かさは面よりも肩に多く現れる。(中略)げっそり落ちたのや、いかり肩はよくない。

ふっくらとなだらかで円満でなければいけない。肩ひじを張るのは小人のやること。


以下季節の写真、季節の壁紙をお楽しみください。



以上

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岡田圭一 090-4923-4682
OKADA Business Engagement Consulting
中堅中小IT系企業の顧問、相談役、アドバイザー、監査役、社外取締役等
累計27社

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SHINKAWA Timesに写真コラム掲載
マイナビニュース[携帯編]にインタビュー掲載
ITmedia+Dモバイルにインタビュー掲載
東洋経済ONLINE インタビュー掲載 2016年9月
東洋経済ONLINE インタビュー掲載 2018年6月
ITビジネス研究会 アフターコロナのIT産業『浮き彫りになった隣国との差・これから…』