【 暑中お見舞い:日立製作所様 Monaca DevOps 採用! 】 DeleteOK! Okada private information 2020年7月

暑中お見舞い申し上げます。あわせてコロナ禍、豪雨水害お見舞い申し上げます。

年頭、令和二年十干十二支『庚子』は、前年から断絶することなく継続し、罪や汚れを払い清めて償うと共に、思い切って更新進化してゆかねばならぬ『継承継続・償い・更新』を表す…と記しましたが、上期を終え振り返ればまさに言い得て妙と改めて。

否応無しの働き方改革やニューノーマルで国中が”更新”せざるを得なかったこの数ヶ月。

抑々が今年は”更新=リ・スタート”を求められる年だったと敢えて腹を括ることで、災い転じ明日への進化・強化につなげる好機…とも受け取れぬだろうか。

身近なところで一つのニュースが飛び込んできた。

”Monaca”の新たなサービスが日立製作所様のマイグレーションサービスに組み込まれたというプレスがリリースされました。詳細は下記【2】をご参照ください。

トヨタの『クルマをつくる会社からモビリティ・カンパニーへ』は”価値再定義”のアイコンとしてよく引き合いに出される表現ですが、まさに基幹系、COBOLといったレガシーの世界に”Monaca”が取り上げられるといった視座は少し古い表現かも知れませんがまさにMonaca2.0の号砲が発せられたような印象。

自粛期間中に自社サービスの価値再定義、更新=バージョンアップに取組まれたアシアルの面々には脱帽。

都内・全国共に増加傾向の報道。万一再び自粛が求められるなら、次回はあえて開き直り、冷静沈着目線を高く、いかにその間を利用し、”更新=リ・スタート”を仕込むか。第一波で下地が出来ているのだからこそ、『五十にして四十九の非を知る、六十にして六十化す』の箴言が脳裏をよぎる。

まだまだ自主防衛の手は緩められません。下期も引き続きご留意とご自愛のほどを。


++++ヘッドライン+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

【1】今月の安岡先生箴言INDEX + 息抜き季節の彩
【2】MonacaからMonaca DevOpsへ! 日立製作所様プレスリリース
【3】Monacaから200種類超DB・SaaSデータ連携! CData Software様と提携
【4】Monaca Education セガ様と『ぷよぷよ』を使った学習教材共同提供開始
【5】ITビジネス研究会Webセミナー:NTTドコモ「5G時代のビジネス協創」
【6】ASC リモートワークコンサル+ 年寄り視点のWeb呑み会のお誘い

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


【1】今月の安岡先生箴言INDEX + 息抜き季節の彩


出典:安岡正篤著『運命を開く』

正直者は馬鹿を見る 引用: 242ページ

人間は利害、特に目先の欲にかけては、それこそ”すばしっこい”者が多いですが、自分を大成するのに役立つ貴重な問題を捕らえたり、自分に潜在している大切な能力を発揮する段になると案外”鈍”なもの。

仕事のため、友人のため、世の中のために、出来るだけ気を付けよう、役立とう、まめに尽くそうと心身を働かすことが本義。

正直者が馬鹿を見る、とよく憤慨する人が有りますが、(中略)本当の正直者なら、馬鹿のような目にあっても大して腹は立たぬものです。別に損とも思わぬからです。

孔子はもちろん正直者で、だからすいぶん馬鹿を見たらしい。「迂だなぁ」と弟子からも嘆息されました。

しかし孔子は「自分は努力せずにすらすらと物事に通ずるものではない。歴史上の模範を好んで、気をきかせ、努力してそうなろうとするものである」と語っている。


清忙 引用: 241ページ

小人程忙しくしている方が過ちが有りません。健康にも宜しい。

私心私欲や浮世の汚れた問題ではない事に忙しくする、いわゆる「清忙」などさらに好い。

世間のつまらぬことに追い回されれ、取り留めも無く無意味に忙しく、始終疲れたり荒んだりして過ごすことは、徳を損ずるもの。


耐閑 引用: 241ページ

四耐という格言があります。

「冷に耐え、苦に耐え、煩(あるいは労)に耐え、閑に耐う」の四事を言う。

最後の「耐閑」が一番言いたいところでしょう。なかなか閑には耐えられないもの。

閑になると容易に呆けだしたり、ウロウロ何かすることを探し出して、結果多く「小人閑居して不善を為す」に陥ってしまう。


閑 引用: 239ページ

忙しいときは閑を欲しますが、案外閑というものは曲者で、閑をもてあましたり、閑で失敗するものが多い


敏忙(びんぼう) 引用: 239ページ

私は平生、貧乏-貧忙-貧呆に対して、「敏忙」主義を提唱している。

忙しいと落ち着きがないままに、精神の統一や集中は失われて、どうしても粗雑になり、霊感も霊能も働かず、人に対しても仕事に対しても不都合が多くなります。

それがはなはだしくなると義理人情を欠くばかりか、しまいには自己をも喪失するようになる。




【2】MonacaからMonaca DevOpsへ!?日立製作所様プレスリリース

本メルマガでも幾度となく記事にさせて頂きましたがMonacaはモバイルアプリケーション開発のための月額2000円からのクラウドサービスのアシアルの代表的なプロダクトです。

汎用的なWeb技術で多彩なアプリを制作でき、作業場所を問わずクラウドで動作するため、個人の開発者から企業の開発チームまで、25万人及ぶ技術者に利用されてます。

さて、6月22日(月)に日立製作所様が発せられたリースリリースにもMonacaの文字が随所に登場しますが、こちらは従来と異なり”基幹系システム、汎用機、COBOL”といったモバイルアプリとは異なるレガシーマイグレーションの世界の話になります。

従来モバイルアプリ開発のためのMonacaに、此の度『Monaca DevOps』という新たなサービスが加えられました。

『旧来の開発プロセスをモダンな開発に移行したい、市場やビジネスの変化に迅速に対応できる開発プロセスを構築したい。』というニーズに向け、開発プラットフォームであるMonacaの知見と技術を活かし、エンタープライズ規模のDevOpsを支援する新しいソリューションが『Monaca DevOps』です。

その『Monaca DevOps』を日立製作所様は「マイグレーション開発環境構築支援サービス」の一部として組み込まれ、此の度のプレスに至った次第です。https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2020/06/0622.html


私の拙い説明よりまずはこちらの資料をご覧ください。
https://www.value-press.com/pressrelease/246391

アシアルのプレスリリースですが解りやすく記述されてるので、ソフトウェア開発企業の方、経営層の方には是非お目通り頂きたいものです。

特に”今後の展開”として『旧来のシステム開発からの脱却を図る企業、新たな開発環境・フローを構築することに課題をお持ちの企業に対し、(中略)デジタルトランスフォーメーションを支援』と”ソフトウェア開発会社のDX支援”が標榜されてますのでご注目のほどを。


この機に合わせMonacaのホームページも全面的にリニューアルされました。
https://ja.monaca.io/

トップページには3つの入り口が用意されてます。

DC:Web技術でアプリ開発を始めたい 』 は従来の月額Monacaへの入り口になります。

DS:開発チームをサポートして欲しい 』 は受託開発のご相談や運用及び教育支援に関する入り口です。

DO:DevOpsで開発を強化したい 』 が今回の日立様との協業モデルに当たる、大規模環境でのDevOps実現を支援させて頂く入り口になってます。

従来のMonacaは既に25万人以上の技術者の方にお使い頂いてます。その実績に満足することなく、次のフェーズとして開発会社や開発工程のDX視点から『Monaca DevOps』のリリースに至ったことは、少し古い表現ですがMonaca2.0への成長、”更新、リ・スタート”…といった感じで年寄りとしては喜ばしく思う所。

25万という数字に胡坐をかかず『五十にして四十九の非を知る、六十にして六十化す』といった遽白玉の箴言が照らす道の通りかと。


《ご参考》
日経クロステックの”有料記事”にも取り上げられてました。
【COBOL現場に若手開発者を呼び込めるか、日立がレガマイ支援の新サービス】
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/04203/




【3】Monacaから200種類超DB・SaaSデータ連携! CData Softwareと提携

コロナ禍によるリモートワークニーズの高まりから、オンプレ環境のデータをモバイルやWeb アプリからセキュアに参照・更新するニーズがこれまで以上に増加するのもまさに働き方改革の重要な一側面であり、それこそ”DXの初めの一歩”とも例えられるのではなかろうか…。

此の度、モバイルアプリ開発プラットフォームMonacaと、200種を超えるDB・SaaSとの連携を可能にするべく、アシアルとCData Softwareと業務提携を発表致しました。

https://www.cdata.com/jp/news/20200629-monaca.rst

この提携により「Monaca」で作成するアプリは、CDataの「API Server」を通じ、既存のDB・SaaSのデータを取り扱えるようになります。

CDataさんのサイトには技術記事としてMySQL、SQL Server、PostgreSQL、Salesforce、kintonに接続しデータを取得する方法が公開されてます。

Monaca アプリで使えるMySQL データ連携用のバックエンドAPI をノーコードで開発   

Monaca アプリで使えるSQL Server データ連携用のバックエンドAPI をノーコードで開発 

Monaca アプリで使えるPostgreSQL データ連携用のバックエンドAPI をノーコードで開発 

Monaca アプリで使えるSalesforce データ連携用のバックエンドAPI をノーコードで開発 

Monaca アプリで使えるWordPress データ連携用のバックエンドAPI をノーコードで開発

Monaca アプリで使えるKintone データ連携用のバックエンドAPI をノーコードで開発


それにしても200種類超DB・SaaSデータとの連携とは…さすが今を時めくCDataさんですね!




【4】Monaca Education セガ様と『ぷよぷよ』を使った学習教材共同提供開始

既に800を超える教育機関で採用されている『Monaca Education』。

セガとアシアルは『Monaca Education』においてセガのアクションパズルゲーム『ぷよぷよ』のソースコードを使い、プログラミング学習ができる教材『ぷよぷよプログラミング』の共同提供を開始しました。本教材は無料でご利用いただけます。
https://www.sega.co.jp/release/200625_1.html

HTML5やJavaScriptで記述されたソースコードを書き写す作業(写経)を通し、実際に『ぷよぷよ』のプレイ画面を確認しながらコーディングの実習を行うことが出来ます。

今回の取り組みでセガ様はコンテンツの企画制作と教育現場への支援を行い、アシアルは『Monaca Education』への実装を含めサービスの運用などを担当します。

プログラミングに精通した指導者がいなくても授業が実現できるように、本コンテンツを通じて小学校、中学校、高等学校、大学でのプログラミング教育を支援して行きます。

『ぷよぷよプログラミング』の利用についてはこちら http://puyo.sega.jp/program_2020/


ニュースがリリースされた瞬間にかなりのアクセスが有ったようで『いまサーバーのアクセスが集中しないか心配で監視しています < _ _ >』と技術者の方からのSNSメッセージに私も冷や汗。(営業の私は何もできませんが…汗)

それにしてもセガ様の、ある意味大盤振る舞いには感服です。
あのぷよぷよのコースコード開示なわけですからね…。

セガ様も現場ニーズに即した、授業を受ける側の目線に立った『Monaca Education』の方向性に多いに期待を寄せてくださっているのではないかと察するところです。




【5】ITビジネス研究会Webセミナー:NTTドコモ「5G時代のビジネス協創」

講演はNTTドコモで5G・IoTソリューション推進室エンバジェリストを務める有田浩之様による「5G時代のビジネス協創に向けた取り組み」です。

参加申し込み締め切りは7月17日(金)までとなります。

日時
2020年7月21日(火曜日)16:00~17:00 特別Webセミナー

講師
NTTドコモ 5G・IoTソリューション推進室エバンジェリスト 有田浩之様

テーマ
5G時代のビジネス協創に向けた取り組み

会場
Webセミナー 申込を頂いた方に参加用URLをお送りいたします。

詳細、お申し込みは… https://it-biz.jp/event/2271




【6】ASCリモートワークコンサル+ 年寄り視点のWeb呑み会のお誘い

ASCではリモートワークに関するコンサルがメニュー化されてます。https://www.asckk.co.jp/services/remotework

さらに社内クラウド掲示板には有志が調査した各社Web会議システムに関する情報が共有されてます。

かなりの情報量というか、かなりのリサーチ量で、約20種のWeb会議関連サービスのサーチがなされ、
主要6種類のサービスに関しては単なる機能比較に留まらず、”業務プロセス”の視点から、

  • 『会議前』(日程調整、招集、カレンダー追記、開催通知、リマインド、権限付与等)
  • 『会議中』(参加者確認、会議室ロック、会話、挙手、マイク、資料共有修正、延長等)
  • 『会議後』(議事録共有、会議記録保持)

等々に関し詳細な星取表にまとめ、適合定着に重きを置いたコンサルの提供を目指します。

ASCの強みである”特定の製品やサービスに縛られない中立性”を担保するためには、目に見えぬところでここまでの地道な努力が陰に隠れているんですね。

景気減速がかかりコンサル引き合いが増える中、よくぞここまでと感服。まさに陰徳。サービス乱立の昨今、くれぐれも惑わされませんように。

実は私もこの資料を見てWeb会議に関し知ったかぶりをしてます。笑

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さてここで話が変わります!

Web呑み会のご経験が無い方もまだまだ結構おいでのようですので、
7月7日(火)七夕、
19:00より下記URL内にWeb呑み会の場を用意いたしました。

https://msngr.com/YcZA7p6S3nADVKIY

  • 同時滞在上限は50名迄。
  • 出入り自由、途中退席自由の気軽な場です。
  • 状況によりますが1時間ほどで部屋は閉じようと思ってます。

今回はFacebook Messenger Roomsというサービスを使用します。

つい最近公開されたサービスですので初めてその名称をお聞きになる…といった方も多かろうと思いますが、使ってみたところ、遅延ストレス無く、画質も音声も高品位で、接続手続きの煩わしさも感じず、なんといっても時間制限無しが嬉しい所。ただし同時参加は現時点では50名までとなってます。

PC、タブレット、スマホでご利用いただけます。ちなみにFacebookアカウントをお持ちでない方も全く問題無くご利用いただけます。ただし、PCのブラウザだけはChrome限定のようです。

実は、結構Web呑み会の主催をしまして、お若い方の意見で改めて気づいたのですが『Web呑み会に誘われてもTeamsやらZoomで…と言われると、どうしても会議(業務)の延長のように感じられる。Facebookの冠がついてると業務的イメージが緩和される。』とのこと。なるほど然り。

お若い方をWeb呑み会にお誘いされる機会が有りましたら、年寄りの配慮としてFacebook Messenger Roomsで誘ってみると好印象に繋がるかも。

特にスマホでご利用の場合には、AIを搭載した新しいエフェクトがウケまくります。

普段強面の営業軍曹も新宿二丁目に居そうな人に化けたり、ゾンビに変身したり、はたまた顔がビールジョッキになった女性管理職の姿…等々、業務外コミュニケーションの場を盛り上げてくれるユニークツールが用意されてます。(この辺は年寄りの私には使いこなせませんが…。汗)

特に年寄り限定ではなく、軽く慣れて頂く主旨で場をご用意しますので宜しければお気軽に!

7月7日(火)19:00になりましたら下記URLよりお入りください。(同時接続は50名まで。)
https://msngr.com/YcZA7p6S3nADVKIY

ちなみに私の場合、Web呑み会の際は必ず”猫”同伴となりますので御含みおきください。笑


ご参考:https://about.fb.com/ja/news/2020/04/messenger-rooms/


以上 今月も宜しく!


┣ 本メルマガは、過去お世話になった方々、名刺を頂戴した方々に
┣ 連絡事項、情報、近況等を縁尋機妙・多逢聖因の観点から
┣ 1999年9月より不定期に配信させて頂いております。
┣ ご不要な場合には『配信不要』の旨、遠慮なく忌憚なくお申し付け下さい。
┣ 迅速に配信停止致しましてその旨ご報告申上げます。

岡田圭一 090-4923-4682
OKADA Business Engagement Consulting
中堅中小IT系企業の顧問、相談役、アドバイザー、監査役、社外取締役等
累計27社

SHINKAWA Timesに写真コラム掲載
マイナビニュース[携帯編]にインタビュー掲載
ITmedia+Dモバイルにインタビュー掲載
東洋経済ONLINE インタビュー掲載 2016年9月
東洋経済ONLINE インタビュー掲載 2018年6月
ITビジネス研究会 アフターコロナのIT産業『浮き彫りになった隣国との差・これから…』