【 コロナ禍お見舞い申し上げます。 】 DeleteOK! Okada private information 2020年5月

改めましてコロナ禍お見舞い申し上げます。

多くの命が奪われ、地球規模での停滞感、閉塞感。
歴史に大きく残されるであろう厄災がまさかこの2020年に来ようとは。

年頭、十干十二支『庚子』について紐解いた際、『庚は”継承継続・償い・更新”を表し、子は”ふえる”まさに鼠算式に…』と記しましたが、犠牲者、罹患者、経済危機での艱難辛苦を被る人々の数はまさに鼠算式の様相を見せ、残念ながら緊急事態宣言も1ヶ月の延長なってしまいました。

七十二候では立夏初候蛙始鳴(かわずはじめてなく)。
一年で最も清々しい時候ですが月が変われば梅雨到来。自粛モードの上にジメジメ陽気はやはり勘弁頂きたいところ。

ゆえに、まずは我に返り心穏やかにもう一踏ん張り自制と自己防衛に勤しもうではありませんか。

喜神・感謝・陰徳という言葉が安岡正篤先生の教えに有ります。
ネットで検索すれば意は各所に紹介されてます。医療従事者の方々への感謝は忘れてはいけませんし、できるところで陰乍ら徳を積むことも。

こういった機会だからこそ先哲の教えも染み入るもので、善き箴言を拠り所にするも、これかえってコロナ禍がもたらす喜神と捉えるもまさに人がそもそも具有する智慧であり観音の心。

自粛自覚自己防衛にご留意頂きご家族皆様共に無事お過ごしいただけます様。

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【1】コロナ禍中だからこそ…二十四節気七十二候三十六景
【2】「GIGAスクール構想」5万円端末でもプログラミング学習は可能か?
【3】Monaca先生プログラム2020・教育版Educationライセンス無償提供!
【4】コロナ禍中だからこそ…『安岡先生箴言INDEX』 三冊目に突入!
【5】コロナ禍中だからこそ…『世田谷古地図散歩』、『言葉ダイエット』他

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【1】コロナ禍中だからこそ…二十四節気七十二候三十六景

外出自粛の際はマクロレンズを楽しみたいもの。遠出せずとも身近なところに撮影対象多々。

味わい深いツラ構えの虫たちや開いたばかりの花弁の瑞々しさに自粛続きでささくれ立ちそうな心もふっと季節の風に洗い流されるよう。


偶然にも絶滅危惧種『キンラン』自生地を自宅そばで見つけました。
土中の菌類との共生で心無い方が引き抜いて持ち帰っても根付かない…と言われる野草です。



巣ごもり状態のわが身を照らし虫たちの表情を見てると『壷中有天(こちゅうてんあり)』という箴言が
ふと思い出される。

人類の危機…コロナをぶっ飛ばしてくれ!との願いを込めて人のいない時間帯に。
個人的にはこのゴジラがもっともカッコいいと思う所。




【2】「GIGAスクール構想」5万円端末でもプログラミング学習は可能か?

アベノマスクに466億円…。

本メルマガ読者はIT業界従事者がほとんど。
小中高校のお子さんをお持ちの親御さんには気に留めて頂きたいのですが、文科省「GIGAスクール構想」で端末1台当たり最大4.5万円の補助(公立・国立の小中の場合)が決定されたそうです。

では、4~5万程度のPC(メモリ4GB程度)でプログラミング教育が可能なのか?現実的なのか?と、IT業界従事者のお父さん、お母さんであれば気になるのでは。

世田谷在住の87の母も”ゴミ・シミ・ムシ”の報道を目にし、いち早く届いたアベノマスクでしたが結局開封せず私に持って行って欲しいと…。汗

”次代を担う”小中高校生に対するプログラミング教育の現場がアベノマスクと同じような顛末に陥らねば…と不安を感じられるIT業界に従事されるお父さん、お母さんには是非下記記事をご覧頂くことお勧めしたく。

自粛規制下の家族の会話の中で”IT業界の先輩”としてアドバイスの材料になって頂ければ、なかなか孫に恵まれない私としては幸いに思うところ。笑


5万円端末でもプログラミング学習は可能なのか?
2020/04/13 EdTechZine

してその答えは…
『インストール型のソフトウェアを使うことを前提で考えると5万円端末ではスペック的な課題が出てきます。』
『5万円端末を使って生徒がプログラミングを学び作品作りなど創造的なことに取り組むためには各種クラウドサービスの活用が肝要』

その昔、ビジネスマンには英語は必須と言われ思い立って一時外資に勤めたりもしましたが、これからの世代の方々は《日本語・英語・プログラミング言語》がセットになってゆくような様相ですね。

私には英語すら無理でしたし、プログラミング言語などもってのほか。もう歳ですので。笑




【3】Monaca先生プログラム2020・教育版Educationライセンスを無償提供

我が国でマスク品切れ&暴騰騒ぎの最中、台湾では全ドラッグストアのマスク在庫状況をほぼリアルで入手できるMobileアプリがまさに火急迅速に提供され騒動の防止・感染拡大防止に大いに役立っている報道には感銘を覚えました。

つい2~3日前の話。
私よりはるかにITリテラシーの高い知人がマイナンバーカード+モバイルで特別給付金「オンライン申請」に挑戦したところ、度重なる意味不明のエラーとUI/UXレベルの低い不親切な画面に翻弄され結局挫折されたような…いやはや。(私はマイナンバーカードは持ってますがe-Taxの使い難さに懲りて最初から書面手続きのつもりです。笑)

政府が求める「コロナ時代の新たな日常」…台湾の姿に重ねれば”新たな日常”は一層のモバイル活用に拍車がかかると見てます。

とは言えコロナ禍前からモバイルアプリ開発技術者の需給バランスは大きく崩れてますので、JavaScriptやHTML5で開発可能なMonacaの活用を開発会社各位には改めて強くお勧めしたく思う所。

アシアルでは教育版Monacaの普及に協力頂けることを条件に、先生方に2021年3月末頃まで利用可能なライセンスを無償提供することと致しました。

https://edu.monaca.io/archives/3456

合わせて学校のICT支援員の方や民間スクールの先生方、個人でスクール業やボランティアでプログラミング教育を行っている方も対象と致しました。

小中高校生の頃からmobileアプリ開発に親しんで頂く事でいつかは今回の台湾の様な国民が真に拠り所りにできるようなmobileアプリを艱難危急の際には供給してくれる…そんな日本の未来に期待したいもの。

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「コロナ時代の新たな日常」を鑑みると、Monacaも従来の月額課金方式のクラウドサービスだけに留まらず例えばOEM的な供給方法とか、SI的な供給方法についてもビジネスの幅を広めて行く必要性を認識してます。既に大手様から従来とは異なるまさに一つのDXと言えるような利活用方法の相談も頂いてます。

ご興味お持ちいただけましたらWeb会議でフリーディスカッションなど望むところ!




【4】コロナ禍中だからこそ…『安岡先生箴言INDEX』 三冊目に突入!

昨年9月より始めた【 安岡先生 箴言INDEX 】運命を開く』から始まり『運命を創る』と再読了し、コロナ自粛の中、三冊目になる『論語の活学』に至りました。

   

まだまだゴールまでは長い道のりですが、艱難辛苦の折こそ先哲の箴言は大いに心の支えになるもの。
還暦超えのラストライフワークとして引き続き邁進してまいりますのでご興味ありましたら覗いてみてください。https://1drv.ms/x/s!AmWIuIPqeG6ygYQqsdu4i_mfMfosJg?e=zxpSYq


以下今月の箴言

209頁 愛読書
良い師友と同時に人間はどうしても愛読書が無ければならない。
座右に愛読書を置いておきたいもの。
なるべく精神的価値の高い、人間的真理を豊かに持っておるような書がよい。
たえず心にわが理想像を持つ、私淑する人物を持つ、生きた哲学を抱くということ

211頁 感恩報謝
「口」-環境と、「大」-人の手足を伸ばした相と、「心」よりなるものが「恩」の字。
何のお陰でこのように大きく存在しておるか、と思う心が”恩を知る”こと。
我々は天地の恩、人間の恩、道の恩、教の恩など、あらゆる恩の中にある。
これにたえず報いて行くのが生活であります。
人間生活が感恩報謝と反対に、憎悪復讐の争いになったらどうでしょうか。
それこそ地獄であり、修羅道であります。

214頁 悪党
そもそも悪は善より感じが深刻です。
善というものは生命の発展に従うものですから、柔順な感じです。刺激がない。素直です。
悪というものは生命の奔流に抗するもの、逆行するものですから、どうしても感じが強く、身に応えます。
およそ人々は善に対してはあまり感じません。
悪に対して非常に強く感じます。
人間も概して悪人は強い。善人は弱い。
世の善人と悪人とを比べてごらんなさい。
善人はたいてい引っ込み思案、消極的で、傍観的であり、団結しない。
自然の草木と同じように自ら生きる。他に俟たないものです。
悪人は猛々しく深刻で、攻撃的で・積極的であり、必要に応じてよく゛団結゛します。
悪人は一人でも「悪党」と言います。
善人をさして彼は「善党」だとは言いません。
悪党という語があっても善党という言葉は使わない。

22頁 クエン酸サイクル理論
『梅干し』というものをお祖父さんやお祖母さんによって、朝起きたら必ず番茶に入れてこれを食べさせられてものです。梅干しというものはクエン酸サイクル、一種の循環作用で、酸に遇えばこれをアルカリ化し、アルカリに遇えばこれを酸との中和性に持って行く実にありがたいもの。
古人は長い歴史的生活体験によって、実によく真理を体得して負った事が解ります。
※私自身、実証済みです。




【5】コロナ禍中だからこそ…『世田谷古地図散歩』、『言葉ダイエット』他

年頭から五輪後の景況縮小を想定し関与先顧問先に対し警鐘は鳴らしてはいましたが”まさか”夏前にこのような艱難辛苦が到来しようとは。。。

人生は上り坂、下り坂、まさか…小泉元総理の言葉も言い得て妙とつくづく。

経営的に厳しくなれば「雨のときには傘を取り上げる」銀行との各種交渉に臨まねばならぬ状況も有ろうかと察せられます。

IT業界は因果なもの。タブレットやらクラウドやらペッパー君やら、近い所ではIoTやらAIやら5Gやら流行アイテムはここ数年枚挙にいとまない状況が続きました。

ゆえに、バズワードに振り回されホームページを見てみてもいったい何をやってる会社なのか、とんと解らない会社も多々散見。

良い状況ならいざ知らず、苦しい時の交渉は”主導権は先方が握ってる”ことを腹に据えられた方が大人。

そんな市況下ですし、在宅でできる事なのだからこそ、最低限ホームページに表記されてる文言だけでも早々に確認をされるべきと老婆心ながら。

会社の顔であるホームページゆえ、お客様目線を意識した姿勢を…と日頃からアドバイスしても馬耳東風が多々。とはいえコロナ禍が到来し、銀行はじめ種々交渉ごとの際、足元見られては…と年寄り苦言を呈させて頂きたく思うところ。

何をやってるのかよくわからない(何でも出来ますは何もできないと同義)状態とか、ニュースページが更新されないままとか、はたまた憂さ晴らしの如く手前勝手な文言が並んでいたりとか。

景気の良いときはすまされても、お願い事をしに行かねばならない苦境下では身を正すのが基本。汚い玄関からは悪い気が…私の様な年寄りはそんな風に受け止めてしまいます。

それこそIT系各社が標榜されている”UI/UX”の基本というのはそのようなところに在るのでは。(素人持論です。)


この自粛期間中に自ら振り返る上で役立った一冊。

たまたま東洋経済ONLINEで『「メールが丁寧すぎる人」ほど仕事ができない訳』という記事を目にし、その昔、大企業勤めの頃によく目にした”忖度君メール”を思い出し、何処でも同じようなことは在るのだなと、ふと著者の写真を見ると意外とお若い電通のコピーライターのようで。結局時代年代が変わっても”忖度君メール”は蔓延ってるのだと…苦笑しながらぽちっとしました。

メルマガも21年になりますが改めて自らチェックするに役立ちました。また、営業とマーケティングのコンサルを標榜する己としては、コロナ禍で面会できない状況下の顧客接点としてやはりメール文面への配慮は要注意ものと再認識。

古い話ですが”言ってなんぼじゃなく、伝わってなんぼだ!”と大企業勤めのころ尊敬していた常務からスパルタ式に擦り込んで頂いたビジネス軸足が今更ながら有り難く感謝の念と共に思い返されました。久しぶりに人生の基本を思い出させてくれ”伝え方”を深く振り返らせてくれました。普段は手を伸ばさないであろう一冊でもコロナ禍が招いた…と思える喜神かな。

ここ暫く”面会”といった営業活動に制限がかかる時世柄故、メール文言など振り返るお手本としてお薦めします。


外出自粛…と言われ外出しないで散策が出来ないものかと考え、思いついたのが”ふるさと時空散策”。

元々私は北沢生まれ三茶育ち。現在は三鷹市と世田谷区の丁度境目に住んでいる。

ページをめくると意外や意外、明治期にはこんなところに池(沼)が有ったのかとか、あの暗渠されてる川はここを流れてたのかとか、あそこは軍の敷地だったのか…等々。

この一冊で時間軸を超えてふるさと世田谷区内各所を逍遥でき、外出せずとも楽しい巣ごもり時間を過ごすことが出来ました。

たまたま親しい友人が近隣で一戸建てを探してるようなので、年寄りのお節介ながらその昔の沼や池、暗渠された川の位置等々をネット上に公開されてるハザードマップ情報と照らし合わせ、浸水被害危険度についてアドバイスなど差し上げたり。GoogleMapとにらめっこしながら嬉々としてページをめくった一冊。

時間軸を超えたふるさと散策、そんな外出自粛の方法なんてのもおつなものです。これまさに年寄りの智慧。

以上

今月は以上

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岡田圭一 090-4923-4682
OKADA Business Engagement Consulting
中堅中小IT系企業の顧問、相談役、アドバイザー、監査役、社外取締役等
累計27社

SHINKAWA Timesに写真コラム掲載
マイナビニュース[携帯編]にインタビュー掲載
ITmedia+Dモバイルにインタビュー掲載
東洋経済ONLINE インタビュー掲載 2016年9月
東洋経済ONLINE インタビュー掲載 2018年6月