【 コロナ禍で露呈…行政システムのコント!? 】 DeleteOK! Okada private information 2020年6月


残念ながらステップ2と東京アラートが併存といった状況になってしまいました。
改めましてコロナ禍お見舞い申し上げます。

役所らしからぬ可愛らしいピンクの縁取り封書が三鷹市から届き、振込口座情報の記載、免許証と通帳のコピーを添付し僅か5分で作業終了した特別定額給付金申請。

かたや、オンライン申請ながら”照合作業は自治体職員による手作業”とか、オンライン対郵送の処理比率は300件対3000件だとか、あげく自治体によってはオンライン受付を中止といった報道。

政府系システムが中堅中小企業における”FAXによる受発注と転記作業”と同じ次元ではまるでコントの様。

発注者側にも問題はあろうが、受託者つまり開発構築を請け負った大手IT企業側にはIT専門家としての矜持や、UI/UX識者として使う国民への思いやりは…と感じたIT業界従事者の方も居られるのでは。

そんな中、滋賀県の高校生が僅か5時間で開発した県公式「最新感染動向サイト」の報道には目を見張った。未来を担う若者の快挙報道にまだまだ日本も捨てたもんじゃないと。

コロナで浮き彫りになった数々の体たらく。タイムリーさに欠け、かつ最悪のUI/UX。システムだけでなく、給付申請書の名前の横のチェックボックスも間違いを誘引する様な意図を勘ぐってしまう。

若い方々には将来のための反面教師として”恥ずかしい現実”をしっかり目に焼き付けておいて頂き災い転じ…にいずれ繋がればと。

ここ迄の自粛尽力が無に帰さぬよう今一歩、今暫くのご留意とをご自愛を。

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【1】令和二年『庚子(かのえね)』も半年…終わりの始まりの予感
【2】『中堅中小企業のDXと、どのように向き合うべきか』講演資料抜粋共有
【3】アシアル情報教育研究所 Youtubeチャンネル開設
【4】ITビジネス研究会 Webセミナー 6/10(水)、6/24(水)

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【1】令和二年『庚子(かのえね)』も半年…終わりの始まりの予感

先月の話。
尊敬する先輩がSNSで下記記事をシェアしていた。プレビューに『官房長官「周知必要なかった」』との太字。https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200519/k00/00m/010/103000c

私淑する安岡正篤先生が正しい解釈を授けてくれた箴言に『子曰 民可使由之 不可使知之』といったものが有ります。『由(よ)らしむべし。知らしむべからず。』と略されて使われることも多い論語:泰伯の一節。

実社会では「民というものは文句なしに服従さすべきで、知らせてはならぬ」とか「民など解りもしないのだから知らせなくて良し」と言う解釈をされる方も多いよう。

それに対し安岡先生は、天下のため、人間を救うため、生涯を捧げた孔子がそういうことを言うはず無しとの視点に立ち『民衆というものは、常に自分の都合のいい、その場その場のことばかりを求めておるので、本当のことだとか、十年・百年の計だとかいうようなことはわからない。それを理解させることはなかなかできない。そこで「とにかく訳は分からぬが、あの人のすることだから俺は付いてゆくのだ」と言う風に民衆が尊敬し、信頼するようにせよということで、由らしむべしの”べし”は命令の”べし”であるが、知らしむ”べし”の方は可能・不可能の”べし”である』と紐解いてます。

『人間学講話 論語の活学』152頁より引用

そんな背景から先輩がシェアされた記事が目に留まった次第。

政権NO.2の発言。丁度私の10歳上。多くの不幸を生んだ”大本営発表”といった「民というものは文句なしに服従さすべきで、知らせてはならぬ」は75年ほど前だったと改めて思い返される。玉音放送を刪修された安岡先生の葬儀委員長を務められたのはNO.1の祖父というご縁も皮肉なもの。

令和二年の十干十二支は庚子(かのえね)。”庚”は『継承継続・償い・更新』を表すが民意が”償い・更新”を求めてるからか不支持率64%。いよいよ終わりの始まりか。

国中が艱難苦難に見舞われる中、あの人なら、あの人物なら…という阿吽の信頼感こそが堪え難きを耐え偲び難きを偲ぶための拠り所になるのではないか。


コロナに梅雨空…悶々せざるを得ない状況下ですが季節の彩で少しでも息抜きにつながって頂けました幸い。




【2】『中堅中小企業のDXと、どのように向き合うべきか』講演資料抜粋共有

去る5月27日(水)、ITビジネ研究会におきまして、Webセミナー『中堅中小企業のDXと、どのように向き合うべきか』が開催されました。


中堅中小企業層のDXの実態や、中堅中小企業層のIT企業に対しての期待値と実態との乖離について、
IT企業の今後のあるべき姿について、中堅中小企業層のITリテラシ向上に25年の実績を有する青山システムコンサルティング野口代表に紐解いて頂きました。

講演資料の中で印象深く感じたページの抜粋を共有させて頂ければと思います。


本メルマガ読者の中堅IT企業経営層の方々にはこちらのページをご覧頂きじっくり自社の”今”を振り返って頂きたく思います。

※資料8頁~9頁抜粋  『本当に2025年なのか実際には・・・』

2025年某月某日、ある日突然崖っぷちに立たされるのではなく、現実は崖のタイミングや角度は企業ごとに異なり、例えば”じわじわ”時間をかけながら浸食がすすみ…といったケースも記されてます。

年齢が50歳代以上の方々なら聞き覚えが有ろうと察しますが大先輩の中桐有道氏の著書「ゆでガエル現象」への警鐘が今改めて思い出されます。2006年の書籍ですがまさに”2025年”を予知予見されておられたような…。


次に、”中堅中小企業とIT ベンダーの関係:実際は…”のページも刺激的です。

※資料20頁~22頁抜粋  『現在の中堅中小企業とITベンダーの関係:実際は・・・』

中堅中小企業層が、世にあまたあるIT企業に対し『いつも高いしできるまでに時間がかかる』とか『実現したいことをうまく理解してくれない』とか『費用と時間がかかった割に、できたのはこれか…』といった声をコンサル現場で数多く耳にし、目にした上での生々しい現実を記されてます。まさに実態をカンパした考察です。

アフターコロナ、Withコロナといった大きな社会変革、経済変革、意識変革に立たされ自分たちが如何に在るべきか、如何に在ることがお客様である中堅中小企業層の期待なのかをしっかりと棚卸しされるべき時は今ではないか…僭越ながら。


=参考書籍=
勝ち残る中堅・中小企業になる DXの教科書
青山システムコンサルティング株式会社 野口 浩之長谷川 智紀 共著


=関連サイト=
DX特集一覧 https://www.asckk.co.jp/dx_sp




【3】アシアル情報教育研究所 Youtubeチャンネル開設

アシアル情報教育研究所がYoutubeチャンネルを開設しました!

https://www.youtube.com/channel/UC0RKeQAsO2geG5ITz_iDFFA

800以上の教育機関で利用されているモバイルアプリ開発用ツールMonacaについて以下12のコンテンツが既にUPされてます。

Monacaで学ぶはじめてのプログラミング 第1章 アプリ開発入門 

Monacaで学ぶはじめてのプログラミング 第2章 HTML入門 

Monacaで学ぶはじめてのプログラミング 第3章 CSS入門 

Monacaで学ぶはじめてのプログラミング 第4章 JavaScript入門 

Monacaで学ぶはじめてのプログラミング 第5章 条件分岐 

Monacaで学ぶはじめてのプログラミング 第6章 関数 

Monacaで学ぶはじめてのプログラミング 第7章 イベント 

Monacaで学ぶはじめてのプログラミング 第8章 DOM

Monacaで学ぶはじめてのプログラミング 第9章 フォーム 

Monacaで学ぶはじめてのプログラミング 第10章 いろいろな演算子 

Monacaで学ぶはじめてのプログラミング 第11章 配列 

Monacaで学ぶはじめてのプログラミング 第12章 繰り返し 

教育関連の方、文教市場担当の方、高校生のご両親の方々には御時間のある時に覗いていただけましたら幸いです。


=関連ニュース=
ICT教育ニュースに関西高校での「Monaca」活用事例記事が掲載

https://ict-enews.net/2020/05/28monaca-2/

関西高校では2019年よりITビジネス科が開設され、それに合わせて新設された「Web探求」とうい探求系の科目の中でMonacaを活用したプログラミング教育が実施されています。



【4】ITビジネス研究会 Webセミナー 6/10(水)、6/24(水)


2020年6月度・特別Webセミナー(受付締切:6月5日(金)まで)
NUL System Services 社長の皆川和花氏に「北米のCOVID-19の状況と各社の取り組み」についてご講演頂きます。

同社は日本ユニシスの北米R&D拠点で、シリコンバレーなどで活動を展開されておられ、当日は、シリコンバレーからWebセミナーにて最新情報を届けて頂きます。

日時
2020年6月10日(水曜日)
10:00~11:00 特別Webセミナー

会場
Webセミナー 申込を頂いた方に、参加用URLをお送りいたします。

定員
50名

詳細、お申し込みは… https://it-biz.jp/event/2163


2020年6月度・例会(受付締切:6月19日(金)まで)
日本テラデータの中山思遠氏に「中国のIT企業らが取り組むコロナ対策ソリューション」(仮)についてご講演頂きます。

アリババやテンセントなどの有力IT企業から行政や金融機関などがテクノロジーを駆使してコロナ拡大の抑え込みに取り組んできた中国。中国通の中山氏に、その実態を報告をして頂きます。

日時
2020年6月24日(水曜日)
16:00~17:00

会場
Webセミナーの予定です。申込を頂いた方に、参加用URLをお送りいたします。

定員
50名

詳細、お申し込みは… https://it-biz.jp/event/2165


=関連ニュース=
リレーコラム:第5回アフターコロナのIT産業 『浮き彫りになった隣国との差・これから…』

https://it-biz.jp/uncategorized/2222.html

お恥ずかしながら、私が執筆した拙い記事が掲載されました。汗  ※会員限定


今月は以上

┣ 本メルマガは、過去お世話になった方々、名刺を頂戴した方々に
┣ 連絡事項、情報、近況等を縁尋機妙・多逢聖因の観点から
┣ 1999年9月より不定期に配信させて頂いております。
┣ ご不要な場合には『配信不要』の旨、遠慮なく忌憚なくお申し付け下さい。
┣ 迅速に配信停止致しましてその旨ご報告申上げます。

岡田圭一 090-4923-4682
OKADA Business Engagement Consulting
中堅中小IT系企業の顧問、相談役、アドバイザー、監査役、社外取締役等
累計27社

SHINKAWA Timesに写真コラム掲載
マイナビニュース[携帯編]にインタビュー掲載
ITmedia+Dモバイルにインタビュー掲載
東洋経済ONLINE インタビュー掲載 2016年9月
東洋経済ONLINE インタビュー掲載 2018年6月
ITビジネス研究会 アフターコロナのIT産業『浮き彫りになった隣国との差・これから…』