T番号を付けた”適格請求書”をPDF送付する様になり半年を越えた。
実はインボイス前、郵送で請求書をお送りする際には毎回一ひねり手を加えていた。
普段お目にかかることの無い経理や業務担当の方へ多忙な中、少しでも季節感を感じて頂ければと『千里如面』の封印を春夏秋冬、季節ごとに色を変え押印していた。合わせて封筒の色も。
経理、業務、管理部門は営業上がりの私には煙たい存在ではあったが、その昔、大手勤務時代、数多くの無理を聞いていただき、大きな実績を達成する動力源となってくれたことは有り難き思い出。
既に時効だろうが業務ルール無視の私の思惑発注にも月内完売を約束に99999という”架空倉庫コード”で受入れ態勢を整えてくれたり、年度越え在庫無しを約束に超過剰在庫確保に理解・協力してくれたり等数々。
更に他部門からの横やりに対し『岡田は乱暴者だが不良在庫撲滅には貢献してる!』と盾になってくださったり。
新規事業立上げで肉体的にも精神的にも疲弊していた私にとり、当時の管理部門長の”人としての器”は熱く響いた。
恩義を忘れられず普段お目にかかることの無い経理・業務担当の方への手前勝手な陰徳で季節色の『千里如面』。気持が相手に届こうと届くまいともそれは構わず。私自身が季節の移ろいを楽しんでいるのだから。笑
さてさて人心地無用のT番号時代。
味気無さも時代の流れか『千里如面』の印はこの先いかに…。
━━━━ ヘッドライン ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】『HexabaseとMonacaで掲示板アプリを作る』の縁尋機妙
【3】ポータブルスキル…ITスキルよりはるかに長持ち且つ広範囲に役立つ
【4】5/28(火) OSSローコード開発ツールPleasanter顧客&パートナー戦略
【5】6/26(水) 野村證券シニア・リサーチャー「生成AIで世の中はどう変わるか」
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【1】『HexabaseとMonacaで掲示板アプリを作る』の縁尋機妙
企業向けBaaS(Backend as a Service)Hexabaseに関し、顧問先:アスネットの関与しているサービスとして取り上げたのが2022年5月のことでした。
『純国産高品質クラウドネイティブBaaSのことならアスネットへ!』
https://deleteok.blogspot.com/2022/05/#1
DX機運の高まりでローコード開発ツールも巷間で脚光を集めていますが、Hexabaseは”純国産”を標榜している点は大きなポイントと感じます。
さて、2024年4月30日に顧問先:アシアルが運営するモナカプレスにて以下の記事が公開されました。
『HexabaseとMonacaで掲示板アプリを作る』
https://press.monaca.io/atsushi/23537
こちらの記事では『企業向けBaaS(Backend as a Service)Hexabase SDKを使えば、データストアからデータを取得したり、登録したりするのは簡単です。Hexabaseではデータの型があるので、間違ったデータ型で登録しようとするとエラーになるので安心です。外部システムと連携したり、よりスマホやタブレットから便利に使うためにMonacaアプリとHexabaseを組み合わせて利用してください。』と記されてます。是非ご一読いただきたく!
顧問先のアシアル、アスネットが各々別々のルートで純国産高品質クラウドネイティブBaaS(Backend as a Service)Hexabaseとつながり、私のメルマガで両社を合わせてご紹介させて頂く機縁には感慨深いものを感じる緑壽の候。
Hexabase https://www.hexabase.com/
アスネット http://www.asnet.co.jp/
顧問先:ビートテック株式会社が福岡に支店を開設しました。
某大手勤務時代、天神はKBC朝日放送ビルに在った支店にはよく出張したものだ。
30年以上経過し、Googleマップで確認してみたところ既に店は無くなってしまっているようだが、支店近隣の『二升瓶』という焼酎と鮮魚の旨い居酒屋では支店メンバーと痛飲したものだ。確か店舗入り口に木製の大きな車輪が飾られていたように記憶してる。
”ウチワエビ”なるものを勧められ、その姿に度肝を抜かれ、おっかなびっくり箸を付けた所、今迄食したエビ類では一番旨かったことが懐かしく思い出される。
もう福岡に出張することはないが、これを機にリモートで新たな善きご縁創出につなげられれば年寄りとしては嬉しく思う所。
支店所在地等詳細は… https://beat-tech.co.jp/news/post_872/
ビートテック株式会社ホームページ https://beat-tech.co.jp/
【3】ポータブルスキル…ITスキルよりはるかに長持ち且つ広範囲に役立つ
ビジネスOJTを提供するシンスターのお手伝いを通じ目に留まった”ポータブルスキル”というキーワード。
厚労省のホームページに『職種の専門性以外に、業種や職種が変わっても持ち運びができる職務遂行上のスキル』と記されていることはご存知ですか?https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23112.html#h2_free1
移ろいと変遷の激しいのがIT用語にITスキル。
30年前。某大手で新規事業責任者として最初に掲げた方針が『MCP(Microsoft Certifications Program)100人擁立』でした。
当時は全社(8000人)を見ても、私が所属してた事業部(1200人)でもMCPは”0名”。MCPを規定数以上有するソリューションプロバイダを意味するMCSPは言葉を知ってる人さえ居なかったことが懐かしい。
新規事業故、教育用資金など無く、社員教育部門に期待はしたが、MCPという言葉する知らなくば援軍にならず、案の上の四面楚歌。
社内がダメならと、まずは取引関係にあった外資PCメーカーやマイクロソフト、Windowsで動く各アプリベンダーへ巻き込み力(=根回し力)を全力投入し、シルバンメトリックスのMCP受験チケットの無償確保を画策したり、交渉したり。
MCP教育・育成機関であるグローバルナレッジ(旧DEC教育部門)の研修費用を協力金と称し無償確保に奔走したり。
大汗冷汗百斗の仕込みの結果、3年程でMCP100名を達成。新規事業が大きく動き出す駆動部が出来上がった。
実は、その大きな艱難を通じ得たのがまさに”ポータブルスキル”だった。
私の交渉相手だった外資系企業各社ではそういった教育がしっかりと用意されているようで、多くの外資の方々とのやり取り・会議・コミュニケーションが、ロジカルシンキング、ロジカルコミュニケーション・ロジカルプレゼンという”ポータブルスキル”のOJTを経験させて頂いたような形となり、今の私の足腰になっている。そのスキルは30年以上経過した今でも私を支えてくれている。
さて、話戻ってMCP。最近はその響きをすっかり耳にしなくなりました。MCSPと入力してもなかなか出てこない。時代は少しずれるがCOBOLもそうでしょうし、ORACLEやSAPも以前よりははるかに耳にしなくなったと感じてる方も多いでは。
移ろいと変遷の激しいIT用語とITスキルの宿命・実態をまざまざと目にしてるわけです、我々は。
最近、IT企業の幹部や経営層から受ける相談に”技術者にもポータブルスキル”、”技術者にも巻き込み力”、”技術者にもロジカル・コミュニケーション”といったニーズが目に留まります。
何社からもお声がけを頂いているということは、察するに時代の変化なのかも。
さて、久しぶりのバ○ワード…DXに不可欠といわれるのが「巻き込み力」
以下の記事も目を惹きましたし、フォローの風となってくれました。是非ご一読を。
『最大のキーワードは「巻き込み力」、JAL西畑氏が語るDXの極意』
日経クロステック/日経コンピュータ
さて、以下資料を覗いてみてください。
厚労省のポータブルスキル頁も引用させて頂き理解しやすい様にまとめてみました。
https://drive.google.com/file/d/1kgQZ4WxRFbqoHn9ncPKPYphk2jawfxYe/view?usp=sharing
TVをつければ巷間では転職扇動CMばかり。悩ましい限り。
ご相談や転職斡旋会社への”愚痴・不満”へのお付き合いはお気軽に!
さて末尾余談。
私の退社後暫くし、上述某社では社内教育部門主導による”全社でMCP1,000人”が会社方針になったとの噂を耳にし、思わず腹の中で苦笑いした懐かしい思い出。
シンスター研修プログラム構成図
https://www.shinstar.co.jp/teikyo/kousei.htmlシンスター研修プログラム概要
https://www.shinstar.co.jp/teikyo/list.html
【4】5/28 15:30~ OSSローコード開発ツールPleasanter顧客&パートナー戦略
OSS(オープンソースソフトウエア)のローコード開発ツール『Pleasanter(プリザンター)』を展開する株式会社インプリム 代表取締役 内田太志氏をお招きし「ローコード開発ツール市場におけるOSSを強みとする顧客開拓とパートナ戦略」についてご講演頂きます。
内田社長が富士通エフサス時代に開発したPleasanter(プリザンター)のダウンロード数は数十万に達する。
セールスフォースやkintoneなど国内外の他社ツールからのリプレースをSI企業と協業・推進されている。
ダウンロードを数百万に増やす施策などについてご講演頂きます。
以下は同社の取り組みを記事にしたものです。https://japan.zdnet.com/article/35216370/
日時
2024年5月28日(火曜日)15時30分
講師
株式会社インプリム 代表取締役 内田大志様
テーマ
ローコード開発ツール市場におけるOSSを強みとする顧客開拓とパートナ戦略
会場
TKP銀座ビジネスセンター カンファレンスルーム5A
オンライン参加もあります
定員
会場参加は40名
オンライン参加は30名
詳細、お申し込みは… https://it-biz.jp/event/6863
ITビジネス研究会 =入会案内=24年度(24年4月)新会員入会キャンペーンとして入会金3万円を免除(23年5月末までの入会申し込みの場合)となります。
https://it-biz.jp/event/6729
【5】6/26(水) 野村證券シニア・リサーチャー「生成AIで世の中はどう変わるか」
野村證券株式会社 フロンティア・リサーチ部 シニア・リサーチャー 中野 友道 氏をお招きし「生成AIで世の中はどう変わるか」についてご講演頂きます。
昨年はChatGPTに代表される生成AIが大きな話題となりました。
もちろん話題に留まっているだけでは無く、日々進歩を続け、我々の日常生活にも浸透し、ソフトウェア開発業界においても、NTTデータを始めとして、各大手ベンダーは生成AIを業務に活かし始めております。
企業のビジネスにどのような影響を与えるのか、あるいは既に与えているかについて、事例も交えて解説していただきます。
また、世の中はどう変化し、今後無くなる職業、そして新たに生まれる職業(仮説)、最低限知っておかなければいけないことなど、余すところなく語っていただきます。
日時
6月26日(水)15時30分開始 17時から懇親会
講師
野村證券株式会社 フロンティア・リサーチ部
シニア・リサーチャー 中野 友道 氏
テーマ
生成AIで世の中はどう変わるか
会場
会場はTKP銀座ビジネスセンター カンファレンスルーム6A
オンライン参加あり
定員
会場参加は50名
オンライン参加は最大30名。
詳細、お申し込みは… https://it-biz.jp/event/7005
ITビジネス研究会 =入会案内=24年度(24年4月)新会員入会キャンペーンとして入会金3万円を免除(23年5月末までの入会申し込みの場合)となります。
https://it-biz.jp/event/6729
【6】今月の箴言 安岡正篤著『禅と陽明学 下』より
焼身供養 安岡正篤著『禅と陽明学 下』 19頁
「身を殺して仁を成す」(論語衛霊公篇)という。
「身を殺す」というのはつきつめた言葉で、「身を殺(そ)いで」と言ってもよい。
その極致は、「身を殺して以って仁を成すである。」
その言や簡 安岡正篤著『禅と陽明学 下』 26頁
達した人の言葉は簡単である。
出来てない人間ほど「お前はいったい何を言ってるのか」といいたくなるほど、ぐだぐだ言って、結局何の事かわからないなどというのが多い。
こんなのは愚かな証拠である。物がわかっておらぬ。
わかった人は簡である。一言でいい。その言や簡。
東洋哲学は直 安岡正篤著『禅と陽明学 下』 26頁
東洋哲学は直である。だから極めて簡だ。文字からしてそうである。
そこへゆくと西洋の思想、西洋の哲学というのはその理や繁、あるいは曲、曲がりくねっている。
何百頁もある本でも、読んで見ると三分の一か十分の一でいいようなことをぐだぐだ書いている。煩瑣です。
等閑の人 安岡正篤著『禅と陽明学 下』 28頁
断際禅師は(中略)等閑の人(つまらない人)、なおざりの人、どうでもいい人間、ちゃらんぽらん、いい加減の人間、つまり道を解しない人間、道を学ばぬような浮世の俗物、そういう者にまじめになってあいさつしたことはない。こういう風格の人です。
宗教と道徳 安岡正篤著『禅と陽明学 下』48頁
国家が道徳によって滅びるということは絶対にない。
しかし宗教によってしばしば滅びている。
宗教と道徳というものを区別することがそもそもよくない。
宗教と道徳を区別するのは西洋近代学の観念であって、東洋においては宗教と道徳は一つであある。(中略)
宗教を離れて道徳はない。道徳を離れて宗教はない。もし離れたならば、それは誤れる宗教であり、誤れる道徳である。
宗教と道徳とが固く結ばれているほど立派な宗教であり立派な道徳である。
以上
┣ 本メルマガは、過去お世話になった方々、名刺を頂戴した方々に
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┣ 1999年9月より不定期に配信させて頂いております。
┣ ご不要な場合には『配信不要』の旨、遠慮なく忌憚なくお申し付け下さい。
┣ 迅速に配信停止致しましてその旨ご報告申上げます。
岡田圭一 090-4923-4682
OKADA Business Engagement Consulting
中堅中小IT系企業の顧問、相談役、アドバイザー、監査役、社外取締役等
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