”DXの実態”を快刀乱麻の如く晒した記述に目が留まる。
この3月27日(水)に一般社団法人情報サービス産業協会(JISA)の会長で、SCSK株式会社 取締役執行役員副社長の福永哲弥氏が一般社団法人ITビジネス研究会の田中克己代表理事と対談を行います。
公式サイトでは、
- 日本企業や政府のIT支出が増える一方、ビジネスモデルの変革や新しいビジネスが一向に生まれてこない。
- 目的が不明確なままDX(デジタル変革)を推し進めた結果だ。
- 日本のGDPはこの30年間横ばい状態。IT投資による効果が出ていない証拠。
と、かなり手厳しく指弾をしている。
更に、
- 日本のIT企業は「デジタル小作人」
- DXとは名ばかりで外資系ITベンダーの製品やサービスを導入するだけのこと。
- 儲かるのは外資系コンサル会社だけで日本のIT企業は”販売代理店”に成り下がる。
と、手厳しい警鐘が続く。
私見ですが、経営層の方々には丙午(ひのえうま)が2026年に控えていることを織り込み、荒浪を先読みするための情報収拾の場として参加をお薦めしたい。(オンライン有り)
PC-98が市場の8割を席捲していたシンプルな時代を目にしてきた緑壽の吾が身としては刺激的な感の対談。
詳しくは下記【2】をご参照ください。当然私も会場参加しますので!!
━━━━ ヘッドライン ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】アシアル 会社紹介資料改訂 稀に見る心地よい会社紹介資料!
【2】3/27 JISA福永会長と田中代表理事による「ポストSIビジネス」特別対談
【3】2/28 インプレス『DIGITAL X(デジタルクロス)』編集長の志度昌宏氏ご講演
【4】年度末残予算に!人的資本投資は”上司と部下をつなぐ伴走型OJT”を!
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【1】アシアル 会社紹介資料改訂 稀に見る心地よい会社紹介資料!
強引なばかりに流行IT用語で押しまくるよそ様の会社紹介資料はゴミ箱直行の私ですが、
アシアルの会社紹介資料には心地よさを感じ思わず次へ次へとページをめくる。
https://www.asial.co.jp/pdf/corporateprofile.pdf
要所要所に好い感じの”挿絵”が目を惹く。
デザイナーが在席しているアシアルならではのユーザーフレンドリーなタッチには年寄り目線にも好印象なUX(ユーザーエキスペリエンス)…と感じた。
此の辺りのセンスが活かされるからこそ好印象企業に重宝されているのでしょう。
アシアル事例ページ … https://www.asial.co.jp/our-works/
2002年設立のアシアルは、7ヶ国60名の陣容で、本郷三丁目、西海岸サンフランシスコ、東欧ブダペストに拠点を構え、英語・日本語問わずグローバルで開発案件を請負うことが出来ます。
英語版ホームページ:https://en.asial.co.jp/
日本語版ホームページ:http://www.asial.co.jp/
【2】3/27 JISA福永会長と田中代表理事による「ポストSIビジネス」特別対談
ヘッダでご紹介の通り、一般社団法人情報サービス産業協会(JISA)会長の福永哲弥氏(SCSK取締役執行役員副社長)とITビジネス研究会田中克己代表理事が「ポストSIビジネス」をテーマに対談を行います。
日本企業や政府のIT支出が増える一方なのに、生産性だけではなく、ビジネスモデルの変革や新しいビジネスが一向に生まれてきません。
目的が不明確なままDX(デジタル変革)を推し進めた結果なのでは。
IT企業の責任は重く、世界の経済は大きく発展しているのに、日本のGDPはこの30年間、横ばい状態が続き、収益を大きく伸ばした企業は1割にも満たないと言われています。
これはIT投資による効果が出ていない証拠ではないでしょうか?
顧客に言われたことを開発し続ける受託開発のIT企業は「これは不要」と、ムダな投資と分かっていても黙って開発する。人月ビジネスを展開するからだ。
事実、大手IT企業がこの数年に売り上げを伸ばしたのは、人員を増やしたり、海外進出したりした結果で、生産性は向上していないということ。「デジタル小作人」と指摘する声もある。
外資系コンサルティング会社らが「DXをしましょう」と提案し、中期経営計画にDXという言葉を盛り込み、クラウドサービスを次々に導入する。
DXとは名ばかりで、外資系ITベンダーの製品やサービスを導入するだけのこと。儲かるのは彼らだけで、日本のIT企業は販売代理店に成り下がる。
この状況を打開しなければならない。伝統的なSIに革命を起こすことだ。まずは現状を認識し、次なる手を考える。
生成AIを必死に取り込もうとする中堅・中小の動きはあるが、生成AIは下請け企業を淘汰させるだろう。自らITサービスを創り出さなければ、生き残れないのだ。
JISAの福永会長と田中代表理事が議論する。 (以上公式サイトから引用)
日時
2024年3月27日(水曜日)
15時~
講師
情報サービス産業(JISA)会長 福永哲弥氏(SCSK取締役執行役員副社長)
テーマ
対談「ポストSIビジネス」
会場
TKP銀座ビジネスセンター カンファレンスルーム3A
オンライン参加あり
定員
会場参加20名
オンライン参加30名
詳細、申し込みは… https://it-biz.jp/event/6665
【3】2/28 インプレス『DIGITAL X(デジタルクロス)』編集長の志度昌宏氏ご講演
インプレスの『DIGITAL X(デジタルクロス)』編集長の志度昌宏氏をお招きし「日本のDXの現状とIT企業の役割」についてご講演頂きます。
『DIGITAL X』は事業や社会の課題をデジタル技術で解決するための取り組み事例や考え方を伝えるWebメディアです。 https://dcross.impress.co.jp/
「DX疲れ」との言葉も聞かれる日本のDX(デジタルトランスフォーメーション)。
実際には、どれだけ進展してきているのでしょう?
日本企業の取り組み事例などから、日本のDXの現状を概観すると共に、そこで求められるIT企業の役割について語って頂きます。
日時
2024年2月28日(水)
15時30分からご講演
17時から懇親会
講師
インプレスの『DIGITAL X(デジタルクロス)』編集長の志度昌宏氏
テーマ
日本のDXの現状とIT企業の役割
会場
TKP銀座ビジネスセンター カンファレンスルーム3A
オンライン参加あり
定員
会場参加20名
オンライン参加最大30名。
詳細、お申し込みは… https://it-biz.jp/event/6468
【4】年度末残予算に!人的資本投資は”上司と部下をつなぐ伴走型OJT”を!
昨年末、知己企業2社(大手)にご提案させて頂き、内1社が年内受注に至った、上司と部下をつなぎビジネスを加速する『ロジカルライティング・ワークショップ』についてご紹介させて頂きます。
年度末残予算活用や節税対策費用活用に是非お勧めしたいところ。
ポイントはこちら…
メンバー(部下):上司に提示する文章を、論理的に記述するスキルを磨く
マネージャー(上司):部下の文章を、論理的にレビューする・指導するスキル(赤ペン力)と実践力を磨く
『論理的でわかりやすい文章を書くために必要な考え方・スキルの基礎を押さえ、マネージャー(管理職)とメンバー(一般職)が”共通の型”を学ぶことで組織としての文章力・伝達力・論理思考力・判断力を高める』に有ります。
上司と部下との会話がかみ合わない、論理性に欠ける…を撲滅するためのOJTです。
ロジカルな”会話の型”を身に付けることがビジネススピード、ビジネス精度の向上につながり、ひいてはポータブルスキルとして”一生もののビジネススキル”となります。
シンスターのOJTは各社別個社別に全てカスタマイズをした上でのご提供が基本です。
各社それぞれの具体的問題点を組み入れた内容でご提供させて頂きます。
シンスター ホームページ
https://www.shinstar.co.jp/シンスター研修プログラム構成図 https://www.shinstar.co.jp/teikyo/kousei.html
シンスター研修プログラム一覧 https://www.shinstar.co.jp/teikyo/list.html
見濁五見 安岡正篤著『禅と陽明学 上』 60頁
人間は虚心坦懐に無心になって考えられない。つまらない自我に執着して物を見る「我見」。
ものを仔細に観察しない、一面一辺をとってじきに結論を出す。「辺見」、つまり一辺倒。
邪な心、ねじけた心をもって物を考える。いままで大切にしてきたものにけちをつける「邪見」。
一つのイデオロギーにこだわって、すべてその型にはめて行こうとする「見取見」。
本当の真理がわらないで、無闇やたらに形式的なタブーばかりを振り回す。こうしてはいけないと、やたらに、べからずをやる「戒禁取見」。
世の中は左様でござる、ごもっとも、何とござるか、しかと存ぜぬ
安岡正篤著『禅と陽明学 上』 134頁
「世の中は左様でござる」みな付和雷同する。
何でも分かっておるのかというとそうではない。何かちょっと圧力をかけられるとじきに「ごもっとも」で参ってしまう。
これは足りない奴だ、何を考えているのだろうと「何とござるか」と突っ込んだら「しかと存ぜぬ」だ。(中略)集団を借りてギャーギャー言うだけのことである。
歴史の大きな課題 安岡正篤著『禅と陽明学 上』 135頁
だんだん人間が弱くなって、利口なようで実は浅薄、人間的な味というものはだんだんなくなってしまった。(中略)
世界の歴史に徴して、明らかに没落の運命にあることを明白に証明している。これをどうして救うかということが歴史の大きな課題である。
大衆の中にあって孤独を持つ 安岡正篤著『禅と陽明学 上』 136頁
激しい群衆文化、大衆社会に生きているのでありますから、常に心がけて群衆の中に巻き込まれて同じく精神分裂に陥らないように、
絶えず大衆の中にあって孤独を持たなければならぬ。(中略)
人間が甘くなり、上っ調子になり、流行的になり、大衆化するということは一番危険です。
陽陰 安岡正篤著『禅と陽明学 上』 154頁
陽は活動であり、発動であり、分化発展であるが、陰の方は統一であり含蓄であり、言い換えれば全体性の維持であり、永続性の維持である。
さて恒例年頭富士山撮影行は北陸方面で御苦労されている方々を慮り自粛しその費用を寄付。改めまして被災された方々に衷心よりお見舞い申し上げます。雪と寒さの中での復興に従事される方々にも衷心よりお見舞い申し上げます。
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岡田圭一 090-4923-4682
OKADA Business Engagement Consulting
中堅中小IT系企業の顧問、相談役、アドバイザー、監査役、社外取締役等
累計29社