【 お歳暮代わりに…CARENDAR2015 】 DeleteOK! Okada private information 2014年12月


早いもので今年も残すところあと20日ばかり。本年も大変お世話になりました。

連日のように忘年会が続く中、実は少しばかり景況感の下向き傾向を肌で感じ始めております。2015年問題によりSES業界には空前のフォローの風が吹いてるようですが、片やIT投資意欲バロメータの指標となるエンド市場からのシステムコンサル引き合いに関し、中堅中小企業層に軟調の兆しが見られます。その傾向が見え始めるとおよそ半年~10ヶ月後に開発フェーズ、構築フェーズに影響が及びます。

ノークリサーチさんの下記レポートなども大変気になるところです。
http://www.norkresearch.co.jp/pdf/2014QRaut_rel.pdf

2009年頃を振り返れば三次請け以下のレイヤー下位層では多くが経営逼迫に喘ぎました。同じ轍を踏まぬためにもタイミングを外さずに新たな価値観の創出がいよいよもって急務として取り組まねばならぬ2015年になりそうな予感がよぎります。来年も引き続きご指導ご鞭撻賜りたく。

年末は12月29日(月)を仕事納めとさせていただきます。
新年は1月5日(月)より仕事始めとさせていただきます。

皆様におかれましても恙なく善き新年をお迎えくださいますよう衷心より祈念申し上げます。

++++ヘッドライン+++++++++++++++++++++++++++++++++
【1】二十四節気七十二候と共に季節の彩を…お歳暮代わり『CARENDAR2015』
【2】ASCホームページ改訂 システムコンサルを”目的から探す”でリード
【3】経産省総務省主催オープンデータ関連イベントを陰ながらお手伝い
【4】NPO金融ITたくみsオープンセミナー「カード決済の新たな潮流」に参加
【5】15周年の古教照心:私家的『観音経』に勤しむ 第十二節++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

 

【1】二十四節気七十二候と共に季節の彩を…お歳暮代わり『CARENDAR2015』

お歳暮代わりに『CARENDAR2015』をお贈り申し上げます。
高精細データ(約10MB)もご用意しておりますので御入り用の際にはお気軽に
お申し付けください。


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2015年も時間の許す限り二十四節気七十二候に感謝しつ季節の彩りをおすそ分け致します。
お楽しみに。


【2】ASCホームページ改訂 システムコンサルを”目的から探す”でリード

青山システムコンサルティングのホームページが改訂されました。

今回改訂の”一番のウリ”は何と言いましても、
業務内容を『目的から探す』と『サービスから探す』と二つ入り口を用意した点にあります。より一層的確にスピーディにエンドの御客様がASCサービスに辿り着けるようなUI/UXの向上を図りました。

また”公正中立”でいられる根拠も解りやすく図で解説をしてます。

”圧倒的なコストパフォーマンスのからくり”の図解解説も是非ご覧ください。

エンドのお客様にASCのStrengthを解りやすく図解したところも是非目に留めて頂きたく存じます。

さて、ここからはIT業界各社様へ私からのメッセージです。
上述した2015年問題の先には巨大プロジェクト終了に起因する人余り時代の到来を危惧する声も既に聞こえ始めてます。三次請けより低いレイヤーの各社様はまさに2009年の再来を思い返した方が宜しいかと。

来年はASCとエンドユーザーコンピューティング(ふるい:笑)やエンドユーザーマーケティング視点での連携など検討されてみてはいかがでしょう。

大企業層に比べ、圧倒的な顧客数の中堅中小企業層でエンドの御客様と共にITリテラシ向上のビジネスモデル構築にとりくめるような体質改善追い風の吹いてる内に手を付けるべきテーマではないかと。

 


【3】経産省総務省主催オープンデータ関連イベントを陰ながらお手伝い

さる12月5日(金)二子玉川ライズ・オフィス8階カタリストBAにて経産省・総務省主催による
オープンデータを活用したビジネス化に向けた人材マッチングイベントが開催され
少しばかりお手伝いをさせて頂きました。

当日は以下7社のオープンデータを活用したビジネスモデルについて各社代表よりプレゼンが行われ、その内容に対し、自治体や大学、金融機関、IT事業者も当然のことながらITに関係ない業種の事業者等々が忌憚無い意見やアドバイス、業務提携・連携の模索から資金調達やマネタイズのシナリオ創りなど自由闊達に意見が交わされ、会場はかなりの熱気でした。

正直オープンデータをはじめ技術面に疎い私ですが、本メルマガ1800名の人脈知己をご期待頂き事務局様より、

  •  実ビジネスで新規事業材料等をお探しの方
  •  実ビジネス経験が豊富でベンチャーに対し適切なビジネスアドバイスのおできになる方
  •  グループミーティングのため、ファシリテーター経験の豊富な方

をご紹介頂けないかとリクエストを頂き知己の識者6名を事務局様におつなぎさせて頂きました。

縁尋機妙・多逢聖因を誇るビジネスエンゲージメントコンサルとしてこのような形で貢献できたことは喜ばしい事です。 会場ではお連れした知己のSI会社が業務提携の方向で近々再開の約束をされている姿を見てまずは私としてもお役に立てたようでほっと胸をなでおろしました。

会の終了後には霞が関方面の方も交えた懇親会が有ったのですが、あいにく後ろに急用が入ってしまったため、後ろ髪を引かれる思いで会場を後にしました。知識不足の私にも大変勉強になったイベントでした。

 


【4】NPO金融ITたくみsオープンセミナー『カード決済の新たな潮流』参加

去る12月2日(火)茅場町鉄鋼会館に於いて開催された金融ITたくみs主催オープンセミナー
『カード決済の新たな潮流』
に参加して参りました。

 第一部は、
ビザ・ワールドワイド・ジャパン取締役次席代表 松田典久さまが
「電子決済がつくり出す新しい社会」~2020年東京五輪に向け電子決済が社会を変えていく~といったタイトルで日本市場における電子決済の現況、電子決済の基本、応用機能、新たな市場分野、政策としての電子決済化と今後の課題について講演されました。

さすがVISAだ、と改めて感じました。
VISAそのものは貸金とかクレジットカード発行と言ったような金融機関ではなく”ペイメントテクノロジー”というある意味基盤サービス提供会社だという事を初めて知りました。汗笑
世界規模でのSEO基盤と言うか、まさに国をまたぐSaaSサービサー、クラウドサービサーと言った位置づけにあることを初めて知りました。

キャッシュレス、電子決済の時代の先の先まで読まれ、仕組み創りにとりくまれ、また松田さまの語り口の大変わかりやすいこと。まさに今2020年に向け観光立国日本を標榜する政府筋も巻き込んでの大変革の夜明け前といった状況に我々は置かれているようです。

下手の横好きながら写真好きで高校時代からヨドバシ(西口本店)でカメラ販売のバイトをしてました。当時は『いつもニコニコ現金払い』でカードではなく現金のお客様には特別値引きが認められてました。営業成績の評価もカード回収より現金回収の方が褒められたことを今でも覚えております。

あれから40年弱。時代は変わりました。
今では現金の方が処理、管理等々が間接コストとして負の温床と言ったような表現になっているのだとか…。汗

また改めてなるほど!と思ったのがデビットカードに関する話。
与信の結果、クレジットカードを持てないといった所得層の方が居られますが、そういった層の方々は現金で生活用品を買うしか手立てが無いわけで、とはいいつつECで探せばはるかに安く同じものが購入できる可能性も大の時代です。

時代の、ネットの恩恵を本来なら一番受けたいはずの方々は与信の壁でクレジットカードが手に入らず恩恵にあずかれないのが日本の現実。

そこでチャージ型故に利用限度額内であれば即時決済であるデビットカードでのEC利用が新たな時代の本当に必要とする社会層に対する新たな社会貢献の仕組み・組み合わせになるとのこと。

見識不足の私だけでなく会場に居た多くの方(多くは大銀行ご出身者)もなるほど!と感じられたお話しだったのではないでしょうか。

偶然早めに入場できたため、松田さまも執筆者の一人として参画されている『キャッシュレス革命2020』を受付でプレゼントされました。 
 ”キャッシュレス・オリンピック”…2020年向けこれからのキャッスレス社会、電子決済社会のトレンドが良くわかる一冊です。正月休み中に目にしてみるにお薦めの一冊ではないかと。

 

第二部は、
株式会社カンム代表取締役社長 八巻渉さまのCLOに関する話。
聞けばカンムは桓武の血筋でカンムだとか…。ウソかホントか実は私の父方も桓武平氏の血筋だとか。笑

さて『CLO:Card Linked Offer』実は私も初めて耳にしたキーワードです。

此方に解りやすい説明が出てますのでご参照下さい。
http://fis.nri.co.jp/ja-JP/publication/kinyu_itf/backnumber/2013/09/201309_06.html
http://finance-startups.jp/2012/07/us-card-linked-offer/
決済サービスにおけるビッグデータ活用の一つの手法と認識すればよいのかと。

八巻社長様はなんと若干29歳の新進気鋭の経営者。
講演途中に『自分たちのペースと各カード会社のペースが5倍ほど違う』との本音がぽろっと。

なるほど、ベンチャーにとっては大手の様な資金余裕などあるはずもなく、大手の社内承認・決済・採択といった一連のリズムやスピードに合わせて(のんびり)進めばサービスインの前に資金ショートなどといった不安感と背中合わせ。八巻社長のボヤキも会場に居られた大手金融系関係者の方も耳が痛かったのでは。笑

講演テーマのCLOも米国発のネットマーケティングの仕組みで実際に採用している日本の金融機関、日本のカード会社まだまだ米国の比にはならないようです。

ただ、今後は日本の金融機関も2020年キャッシュレス・オリンピックのムーブメントに煽られ、また政府筋の観光立国日本!大号令に追い立てられ変化せざるをえなくなってくることもあろうかと。もしかするとそのような背景に”パーソナルデータ利活用”に関する個人情報保護法改正の意図するところもあるのかな?、とふと頭をよぎりました。 ”キャッシュレス・オリンピック”…2020年向け新しいクレジット、デビットを含めたカード利用によるポイントマーケティングが広まって行くのでしょう。新進気鋭の若きプレイヤーが活躍する新たな場となるものと期待するところです。

※NPO金融ITたくみsオープンセミナーはどなたでも参加できます。http://goo.gl/rA2Au0

 


【5】15周年の古教照心:私家的『観音経』に勤しむ 第十二節

二年超。ようやく諳んじられるようになり本メルマガ15周年を記念し、大乗経観世音菩薩普門品第二十五偈約600文字の古教照心を稚拙ながらお伝えできればと二十七節に分けて季節の写真と共に逍遥したく。

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第十二節《 呪詛諸毒薬 所欲害身者 念彼観音力 還著於本人 》
「しゅそしょどくやく しょよくがいしんじゃ ねん ぴかんのんりき げんじゃくおほんにん」
『呪いや毒薬で身を害されようとも、彼の観音力を念ずれば、呪いも毒も還って本人に著くであろう。』

”他人を呪わば、穴二つ”と言います。穴の二つは呪う相手と自分の墓穴を指すのだそうです。

どこでも良くある話ですがこんな小話を一つ…。登場人物はX君、Y君、Z君の計三名。

X君とY君は社内でライバル同士。現状はX君の方が社内の聞こえは高い。
Y君はZ君の上司。何とか手柄を挙げいつかはX君を追い抜こうと。

まず仕掛けたのはX君。Z君を自分の部下に引き抜こうと暗躍・画策。
当然Y君は対抗策を。表向きは静かながら井の中の蛙で大バトル。
結果
的に策士、策に嵌る形でX君はお手つきをした形で信用を失い会社を去る。

目の上のたんこぶが無くなったY君は天下取りの気分で、Y君の持っていた上級肩書を得るために暗躍し成功するが箍の外れたうぬぼれから同じく策士、策に嵌る形でまさに光成の三日天下。

さてさてX君、Y君が取り合っていたZ君はと言うと…。

漁夫の利を狙ってか、あちこちに『私はXとYとどっちにつくべきでしょうか?』とどちらに転んでも損しないように根回しを計ったようですが、これも策士、策に嵌るように返ってどっちつかずで信用を失い、おまけにやけに人相まで怪しくなるという…。 まさに三者三様の” 還著於本人”。

実は、この節の教えは自分を恨んだ人間に災いが天に唾するがごとく返る「ざまあ見ろ!」といった解釈ではなく、その向こうにある慈悲の心を思い出させることにあるようです。

怒り憎しみ呪いはその延長に戦争が待っており全てを焦土に焼き尽くします。しかし慈悲、思いやり、愛情の延長には新たな生命を授かる事にもつながります。

スマタブクラウド+新興プラットフォーム花盛りという大変化のただ中にある今だからこそ、目線を外向きに神経集中せねば、個々の立場の前に会社そのものの市場価値・存在価値が…いまの急激な市場変化、技術変化は本当に悩ましい所です。

引用した三者三様の他人を呪わば穴”三”つ。それぞれがそれぞれに能力があるものを、もう少し思いやりの心が有れば良かったのにね、と。この節の方便の向こうにある教えはそのようです。

さて、来年も恙なく善き年を迎えられますように。

新年号では第十三節《 或遇悪羅刹 毒龍諸鬼等 念彼観音力 時悉不敢害 》を紐解きます。

以上

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