つい先日、今年で10周年を迎えたIT企業の社員総会で5分間スピーチを依頼されました。
「貴社は10周年を迎えられましたが、20年前の5月にIT業界にとっての大きなニュースが有ったことはご存知ですか?」
平均年齢が30歳強のIT企業ゆえ、きょとんとした顔をされた方が大半でしたが、「20年前、1993年5月17日(月)にWindows3.1日本語版がリリースされました。3.1以降Windowsも市民権を得て一気に企業導入が進み今日に繋がってます。」と続けたところ意外にも「お~ッ!」といった感嘆の反応に20年前のその出来事に係った年寄りとしては少しばかり嬉しい気持ちになりました。笑
あれから20年…。
OKADA Business Engagement Consulting も10周年。
今月は”節目”をテーマに情報を提供させて頂きます。
ヘッドライン++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
【予告】富士通様他4社販売管理パッケージ比較セミナーで基調講演
【20周年記念寄稿】The DAY OF WINDOWS あれから20年…
【10周年記念連携】第三者視点でレガシー資産の断捨離を!
【UX2.0新たな時代の節目】スマートフォン&モバイEXPOでの新たな提言
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【予告】富士通様他4社販売管理パッケージ比較セミナーで基調講演
来たる6月13日(木)、富士通様、富士通関連会社様、販売管理ソフト会社様4社におかれまして「販売管理製品パッケージ比較セミナー(仮称)」が予定されており、青山システムコンサルティングが『販売管理システムを選定する際のポイントと消費税率変更への準備について』の視点で基調講演を行う予定です。
詳細については来週あたりに発表の見通しです。
詳しくは青山システムコンサルティングホームページ及び上記各社様のホームページに掲載されますので乞うご期待!
基調講演のキーワードとしては、
・販売管理パッケージ選定ポイント ☞ はずしてはいけない基本事項、機能充足度だけで決めない
・消費税増税への対応 ☞ 経過措置、必要なシステム対応
特定製品を担がない事がCore Valueの青山システムコンサルティングが第三者的で公正中立なスタンスからエンドユーザー様の視点に立って紐解きます。http://www.asckk.co.jp/
さて、改めてめて振り返れば青山システムコンサルティングの”顧問 セールス&マーケティングコンサルタント”の肩書も今年で10周年。お客様皆様に、そしてASCの腕利きコンサルメンバーに改めて感謝。
【20周年祈念寄稿】The DAY OF WINDOWS あれから20年…
1993年5月17日(月)The DAY OF WINDOWS、そうWindows3.1日本語版がリリースされた日…。
個人ユースだけでなく企業市場にも広く浸透したWindows時代の幕開けはこの日から始まったといえるのではないだろうか。(1991年1月にWindows3.0日本語版はリリースされてはいたが、企業市場で広く受け入れられていたというには遠く及ばず一部のIT企業や大手企業が試験的に…が現実であったと記憶する。)
当時はまだマイクロソフトも控えめ気味で帝国ホテルや新高輪などでなく品川プリンスホテルでリリースイベントが行われた。
私事だが忘れがたき古き善き思い出がある。
”国産島国パソコン”PC9801が主流のご時世、当時在籍していたキヤノン販売はアップルの日本国内唯一の総代理店で主力事業として絶大なポジションを占めていた。
アップル社が新製品を発表すると翌日朝には全国88か所にあった各ショップのFAXには予約注文が殺到するといった現象を頻繁に目にした。
当時の会長がそもそも”販売”を社名に冠する会社がこれでは営業力が萎える原因になりかねないと言ったとか言わないとかで、アップルに代わるパーソナルコンピュータ事業として直販部門におけるDOS/V&Windowsの販売体制構築を仰せつかった。どういった因果かアップルを扱いたくてキヤノン販売に中途入社したこの私がだ。その後数々の苦労が…。
(かえって大苦労の御蔭で多くの縁尋機妙・多逢聖因を得るといった、まさに塞翁が馬を経験することになるのだが…。笑)
品川プリンスのリリース会場ではマイクロソフト側の配慮で演壇の一番前に私の席を確保してくれたと担当の方の嬉しいお心使い。ビルゲイツの一番近い席で講演を聞くことが出来るとのことで私も当日は開演時間を心待ちにきっと仕事も手についてなかっただろう。さてそろそろ会場に向かおうかとしてるところに取締役事業部長が現れ「お~岡田、時間が空いたからオレが行くわ。」
目がテン…。汗
今から考えれば一担当課長が列席するよりかはCanonの赤文字を冠する取締役事業部長で全国に88カ所の営業拠点の最高責任者に列席頂いた方がマイクロソフトとしても対外的も覚えがいいことは明白。とは言いつつも当時の私は嫉妬と悔しさで顔が歪んでいたでしょうね、恐らく。
さて当の事業部長さん。リリースイベントが終りオフィスに戻るとすぐに私を呼びつけてポンと投げ渡してきたのがこれ→
「ひょろっと背の高い目の青いの(ゲイツ氏のこと:笑)がこれを寄越した。お前にやるよ。」
会長も取締役事業部長もこういったところが親分衆の人としての懐の深いところ、憎いところ。
口先だけで部下を手なずけたつもりにならない、最後に押さえを効かせる心使いが私にとっても人生の大きな1ページとなった20年前に遡るWindows絡みの有難い思いで。
私見だが、
20年前を俯瞰してみればEnter、Tab、Functionキーで操作されていたダム端、MS-DOS、DOS/Vの世界に、マウスというインターフェースで”UX(User Experience:体験)”を劇的に変化させたのはアップルで、その後をマイクロソフトがWindowsでマウス操作を世に定着させた。バカ高い汎用機専用端末、ダム端もWindowsPCとマウス操作に取って変わって行く趨勢につながっていった。
今再びアップルが新しい”UX”に火をつけた。そうタッチ&スワイプに代表される指での”UX”。
歴史は繰り返されるというのであれば、20年前アップルがマウスに日の目を当てマイクロソフトがコモデティ化した流れに当てはめれば、タッチ&スワイプといった”UX”をアップルが実用化に結び付け、マイクロソフトが定着化・コモデティ化させて行く…のだろうか?企業市場に対しての浸透が今後どう変遷して行くのだろうか。年寄視線としては今後の楽しみの一つである。
もう一つ。
更にWindows3.0 vs Windows3.1、WindowsVista vs Windows7といった構図を当てはめめて振り返れば、果たしてWindows8なのか”9”なのか…?これまた矯味深いIT業界分水嶺かと。
先日UI/UXの識者の方から”UX2.0”という次代のキーワードを紐解いて頂いた。
UI(User Interface)はコモデティ化して行くもの。
例えばPCを指で動かす…といったUIは既に”iPadのような…”といった表現で集約され、AndroidであろうとWindows8であろうと指で操作するUIそのものはある意味でコモデティ化してしまった状況にあると言えるのではないだろうか…。(まさにUI/UX識者としての冷静な目線:驚)
そのような背景を鑑み見ればおのずとわかることとして、これからはUIとUXはきちんと切り離されるべき創造視点が重要とのこと。
してUXは”UX2.0の視点”を持てることが差別化、Strengthになってゆくようだ。
旧来のUIの延長のUXといった狭義の発想でなく、マルチデバイス・クラウド・ビッグデータ(データマートのマルチな組み合わせ)で、如何に新しいビジネスポテンシャルをヒューマンセンタードデザイン思考で創出できるかがUX2.0の時代とのこと。まさに然り、さすがと感じた。
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さて、ここからは50中を超えた私見になりますが、Web2.0の時代を迎えつつある時代の趨勢の中で改めて大きな障壁、大きな障害として立ちはだかるのは、スパゲティコード化した基幹系、業務系アプリケーションの存在ではないでしょうか?
『内製化促進』、『保守コストの大幅な圧縮』、『プラットフォームフリー開発』等々、エコ化視点でのシステム開発が大企業におけるシステム開発の新潮流と言われている。
『グローバル化への対応』、『ビッグデータの活用』、『クラウドComputingの採用』等々、企業成長を促進させるITインフラも大きな変革潮流のただ中にある。
そのような大きな潮流変化の中で腫れ物に蓋状態のスパゲティコード化した基幹系、業務系アプリケーション。まずは”公理の世界で証明された手法での可視化”が肥大化、複雑化したシステムの”断捨離”につながり、内製化促進促進に大きく舵を切るための第一歩につながると、モデリング化の識者集団エムティインターナショナル株式会社では早い時期から位置づけている。
既に金融系シンクタンクなどからのコンタクトが増えているとのこと。
全産業中最も年商に対するIT投資比率の高い業種はまさに金融で、金融業界こそスマ・タブ・クラウド・ビッグデータの活用でより時代の先を行くUXを預金者に提供をしないといけない立場におかれながら、スパゲッティコード化した既存システムに縛り付けられているからこその顕著な傾向なのだろう。
エムティインターナショナル株式会社 http://mtiinc.jimdo.com/
西暦2000年問題で活躍した識者達が”モデリング化技術によるモデルベース開発”を標榜し集ったノウハウ知識集団です。『レガシー資産プログラムのモデリング化サービス』や『レガシー資産クレンジングサービス』といった棚卸しのコンサルテーションを提供します。
IBM西暦2000年問題プロジェクトに深く係られてこられたエムティインターナショナルの方々からは長きにわたり基幹系、汎用系に関する知識をご教示賜わって参りました。そんなご縁からスポークスマンとして微力ながらご支援させて頂くこととなりました。UX2.0の時代を迎えつつある中、独自視線で提言やお役に立てればと。
【UX2.0新たな時代の節目】スマートフォン&モバイEXPOでの新たな提言
【The DAY OF WINDOWS あれから20年…】や【第三者視点でレガシー資産の断捨離を!】の記事でも触れた通り、指でなぞる”といった一局面的なUI変化だけに留まらない大きな時代の潮目が…。 そのような市場変遷の中いち早くUIとUXを切り離し、新たな視線で”UX2.0”を定義付けし今までにないエキスぺリエンスとは何かを追い求め創出し続けているのが府中:セカンドファクトリーです。 旧来のUIの延長のUXといった狭義の発想でなく、マルチデバイス・クラウド・ビッグデータ(データマートのマルチな組み合わせ)で、如何に新しいビジネスポテンシャルをユーザーエキスペリエンスデザイン思考で仕組みを創出できるかがUX2.0の時代とのこと。 そんな一具体例が先週開催された『第3回スマートフォン&モバイルEXPO春』で垣間見れました。 毎度商品見本市等では会場で配布される大量のカタログ、パンフを大きなロゴ入りの肩下げビニール手提げに入れてまさにの流民のように会場をうろつく自分の姿は果たして…。私ももうそんな歳ではございません。 セカンドファクトリーのブースではその点に着目し独自のUX視点での”おもてなし”をご用意しました。 拝聴いただいたセミナーの資料はプレゼン終了前にプロジェクター画面に表示されるQRコードを聴講者の方がスマホ、タブレットで読み込むだけで、お客様のスマホ、タブレットにクラウド経由で資料が格納される。 して帰りのゆりかもめやバスの中でスマホ、タブレットで読み返して必要なものは社内にURLを転送で効率的でスマートなアクテビティ…といった新しいセミナー、イベントでの資料取り回しのUX。 してQRコードで読み取った資料はこんな感じでスマホ、タブレットで確認できます。 Facebook企業ページを開設する企業が増える中、Facebook連携もこれからのUX2.0視点としては意識しないといけない重要なキーワードのようですね。 今回の資料配布もFacebookのログイン機能を使っていますので、Facebookアカウントを持っていないと閲覧ができません。ある意味冷やかしや悪意へのフィルタリング効果も期待出来、営業効率向上にもつながると感じます。 ”無”の中から新たなUXをひねり出す知識と経験がStrengthのセカンドファクトリーが”UX2.0”を標榜したまさに1993年5月17日The DAY OF WINDOWSから20年の大きな”節目”を迎えた今年のスマートフォン&モバイルEXPO春だったと感じました。
http://www.2ndfactory.com/news/2013/2013_expspr.html
(資料は全てスマホ、タブレット対応ですので、私のようにキーボード操作の場合は、『PgUp/PgDnキー』と『Home/Endキー』で操作してください。笑)
以上
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岡田 圭一
OKADA Business Engagement Consulting
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http://bit.ly/OWyspo マイナビニュース[携帯編]にインタビュー掲載
http://bit.ly/9qWaBz ITmedia+Dモバイルにインタビュー掲載